若妻と少年

著者: 風間潤

本販売日:1986/02/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0045-0

担任教師の妻の姿を見た瞬間、

少年たちの心は震え、疼いた。

21歳の若妻、えりに向けられた好奇心は

少年たちをいつしか凌辱へと駆り立てる。

夏休みのペンション、その身を狙う

獣の気配に気づかぬ人妻は静かに眠る……

登場人物

えり(21歳)人妻

さきえ 女子学生

本編の一部を立読み

「助けて!」

えりは思わず叫んだ。

「違うんだ!」

小出は後ずさるえりに向かって叫びかえした。

「何が違うの」

えりは振り絞るような声で言った。小出がえりを見逃さないように振りかえりながら、ドアの方に後ずさった。ドアを開くと、小出がすかさず叫んだ。

「押さえろよ」

滝村、そして少し遅れて玉男が部屋になだれこむ。えりはまた悲鳴をあげた。二人はためらっていたのだ。

「約束だよな」

小出は二人に言った。玉男が目を閉じて女体に突進し、無我夢中でえりを押さえこんだ。滝村が暴れる脚を開き、谷間に顔を突っ込んだ。そしてがむしゃらに舐めはじめた。

「やめなさい。お願いだから……」

えりは髪を振り乱して抗った。玉男が体をわななかせた。柔らかな乳房に頭が当たってのぼせそうだった。

滝村に舐められて、女体が妙な動きを見せはじめた。抗う形が崩れ、腰を動かしているのは抗っていると言うよりも、挑発しているようにさえ見えた。小出はその間にすっかり裸になった。

小出に肩を叩かれ滝村がおとなしく場所を譲って、今度は、玉男がのせている頭を押しのけて乳房を舐めはじめた。

「ごめんなさい、奥さん」

小言で呟いてから小出は、えりの足首を持ちあげ、肩にのせた。えりはその足で小出の顔を蹴飛ばした。しかし小出はひるまず、再び足首を掴んだ。足が躍って位置が決まらない。滝村が機転をきかして、その隙に濡れた股間を揉みしだいた。滝村は穴の位置を間違えて、肛門に指を入れた。

「うっ……」

えりが息をつまらせた。小出はその隙に滝村と交代した。

花びらが小気味いいほど潤っている。小出は今度こそ逃がすまいと、性器全体を、肉唇のあらゆる部分を、これでもかこれでもかと指でこすった。

女体から抵抗が次第になくなっていった。苦痛の呻きが疲れたときの溜息のようになり、やがてくぐもったあえぎ声に変わった。その時、えりが薄目を開けたが、もう暴れるつもりはなかった。暴れるかわりに、乳房に埋めている頭を抱きしめた。玉男の頭だった。

玉男はぐっと胸を衝かれた。細い指先が玉男の髪をなぶっていた。熱い吐息が耳もとをくすぐっていた。その息が荒いだかと思うと、静かにおさまった。

ちらっと玉男は、横目でえりの下半身をうかがった。小出がしなやかな脚を肩にのせて、自分の張りきった肉茎を挿入していた。

接合部が玉尾の目にしっかり見えた。男と女の性器が睦み合っている。ペチャペチヤ猫がミルクを舐めるような音まで聞こえた。

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