OL 由紀の寝室

著者: 風間潤

本販売日:1987/01/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0107-5

「い、いたいっ!! やめて! お願い!」

恋人にさえ与えていない純潔が奪われる。

グロテスクな肉塊で突かれるたびに、下腹部から

痛みとともに、痺れるような何かが芽生えだす。

21歳の新人OL・由紀は予想だにしなかった社内相姦に

おののきながらも、女へと変身していく……

登場人物

ゆき(21歳)OL

けいこ(22歳)OL

まちこ(30歳)OL

本編の一部を立読み

「ああっ、もう一本、もう一本入れて!」真知子はゆっくりまわしながら由紀にねだる。

由紀は言われるままに指を添えて、また出し入れに耽った。潤いが溢れだし、身体が小刻みに震えはじめる。

「ああっ、もっと速く……もっと強く……ああっ、そうよ、そう……」真知子は髪を振り乱してあえぎつづける。

由紀はそんな真知子の痴態を目あたりに見て、じぶんの身体もむずがゆくなってくるのを感じた。私もされたい……。由紀は生まれて初めて目にする女の恍惚の動作に、すっかり刺戟されていた。

「ねえ、もっと別のものもほしい」真知子は大腿で由紀の手をぐいっとしめつけながら言った。

「何がほしいの」由紀が昂奮にうわずった声で尋ねる。

「レタス、ロースハム、キャビア、それとウイスキー。ねえ、あなたの手で詰めこんでほしいの」

由紀は一瞬、おなかがすいたのかと思った。上の口に運ぶと真知子に怒られてしまった。だから言われたとおり、膣の中にレタスを押しこんでみた。ずぶずぶと入っていく。次にロースハム、キャビア……いくらでもそこは食事をたいらげてしまう。最後の仕上げにウイスキーの壜口を膣にあてがった。

「あ――っ」真知子は深い溜息をもらして目を閉じた。

一瞬、死んだような安らかな顔になった。由紀は心配になってウイスキーの壜口を抜こうとすると、真知子がその手を押さえた。

「それで、しごいて」

真知子が由紀の手をぐいと引いた。壜口が中の詰め物を押しわけて入りこんだ。

「は――っ!」またも澄んだ激しいあえぎをもらす真知子。

由紀は、少し薄気味悪くなったが、酔いが抜けきれていない頭に芽生えたいたずら心で、壜口をぐりぐりと出し入れしはじめた。

「あー、すてきだわ。あ、あああ、由紀ちゃん、私、こんなに馬鹿なのよ。あ―っ。馬鹿だけど、こんなに気持ちいい、ああぁぁ……」

真知子は、腰を逃げるように揺さぶり、時には回転しながら身体をぶるっと震わせていた。そのあさましい姿が、由紀には何か悲しい狂気に映ったが、こんなあからさまな楽しみ方を、人目をはばからずやってのける真知子は、逆に気高い女なのではないかとも考えられた。自分の性欲の激しさを包み隠そうともしない、そのすがすがしさが、由紀はショックだった。壜口を出し入れしているうちに由紀は奇妙な嫉妬心に駆られ、自然に力をこめていた。

「あああぁぁぁ……は―、は―っ」

あえぎが流々しく、甲高くなってゆく。由紀の手に力がこもる。それにつれて腰をよじる運動が激しさを増し、顔がひきつり、汗が飛び散る。

ひときわ身体のひきつりが激しくなり、あえぎが悲鳴に近いものになった。真知子はぴーんと足を突っぱり、指先をそりかえらせた。

続きを読む

本の購入

定価:535円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

電子版の購入

定価:660円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

本の購入

定価:535円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます