淫肉【みだらにく】

著者: 夢潤一郎

本販売日:1986/08/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0076-4

強姦魔の出現に蒼ざめ、引きつる若妻由美子

男に押さえこまれ、必死に抵抗する

しかし、無骨な指がいきなり

熱く潤んだヴァギナに侵入するや、

淫肉は貞淑な心を裏切り、

吸いつくような感触で絡みついていく……

登場人物

ゆみこ 人妻

じゅんこ(24歳)OL

としこ 人妻

ゆうこ OL

みさこ(22歳)女子大生

本編の一部を立読み

武志の指先が嬲りつづけるクリトリスは、すでに硬い尖りになって、ふくれあがっていた。その指に武志はコールドクリームを掬い取ると、アヌスに這わせた。とたんに由美子は狼狽したように呻き、肉茎から口を離した。

「そこは、もう……だめっ、いけない……」

戸惑った顔で訴え、そそり立った腰をもどかしそうにくねらせる。

「感じすぎていけないのか」

「いやっ」

「ごまかしたってだめだ。さっきの反応を見れば一目瞭然だぜ」

武志はコールドクリームで滑りのよくなったアヌスにゆるゆると指を埋めた。呻いた由美子の、宙に浮いた脚が痙攣するように震えた。

「今度はまず後ろでやってから、その後、前のほうでたっぷり愉しませてやるぜ」

そううそぶきながら武志は、同時にバギナにも指を侵入させた。皮膜を隔てて前後に埋めた指をこすり合わせる。由美子の顔にみるみる妖しい昂ぶりの気配が浮きたち、息遣いも荒く喘ぎながら、感じ入って酔い痴れたような呻きを洩らしはじめた。

その顔を、武志は充血しきった肉茎を手にして、撫で回した。

「ほうら、もうこいつが欲しくてたまらないって顔をしてるじゃないか」

「アアッ……もう……」

由美子はたまりかねたようにいいながら舌を伸ばし、顔の上を這い回る肉茎を夢中になって舐めようとする。

「もう何だよ」

「ウウン……ちょうだい」

「俺のこいつをブチ込んでほしいんだな?」

由美子は懇願するように頷く。もはやプレイというようなことではなかった。

「そうか。じゃあ、俺のペニスをアヌスに入れてほしいといってみろ」

「ああ……あなたのペニスを……アヌスに、入れてっ」

バギナとアヌスを同時に嬲り抜かれた人妻は、理性をかなぐり捨て、欲望の虜と化していた。

武志は、肉茎にコンドームを装着すると、たっぷりとコールドクリームを塗りつけた。それから由美子の手足のパンストをほどき、四つん這いに這わせた。蜂の腰のようにみごとに張った、その尻朶を押し分けると、武志は肉茎をアヌスに当てがって、ネジ込むようにして押し入った。

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