家庭教師・美沙子

著者: 小町太郎

本販売日:1987/10/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0156-3

シチュエーション

憧れの先生を前に、正彦の股間は

疼き、こわばり、欲情していく……

淫獣と化した教え子が美沙子を待ち受ける。

美貌の女教師が屈辱に泣き狂う!

やがて同僚教師や父親までもが牙を剥く。

避暑地の澄んだ空気を引き裂く、汚辱体験。

登場人物

みさこ(24歳)女教師

えいこ(39歳)人妻

本編の一部を立読み

しぼみかけた男性自身が、再び目をさましてきた。一度犯した女に対して、正彦のふるまいはかなり大胆になっていた。ましてこの家にはほかに誰もいない。前よりは手慣れているのが当然だった。

美紗子の背後に回ると、膝をついて白々とした餅のような尻に手をあて、そろりと硬いこわばりを押しつけた。

ぴくりと美紗子が震えた。両脇から尻をつかんで持ちあげ、入りやすい姿勢を要求した。いやがるのを予想したのに、美紗子は不思議となすがままだった。気力がなえていたのかもしれない。

それをいいことに、正彦は角度をいろいろ変えた。絵や写真ではうまくやっているのに、実際になると、なかなか思うようにいかないものだった。第一、尻の厚みが邪魔だった。汗をかきながら、正彦は腰を突きだして、尻の割れ目に、いきり立った肉棒を差しこんでは目的の場所を探った。

ふいに熱い濡れた肉の盛りあがりに突きあたった。それはずいぶんと大きなものに感じた。ここだとばかり、正彦はその真ん中に割りこんだ。肉が左右に開くのがわかった。内部は湯舟のように温かい潤いに満ちていた。

正彦のものは、反りが強いので、角度の加減で秘泉の中へまっすぐに入らなかった。鼻息を荒くしながら、それを手に持って、まっすぐ進むように調節する。

あっと思った時、肉の間に埋まった。尖端の節目がおさまると、あとはスムーズだった。ズブズブと侵入した。

「ひぃぃぃ……」

美紗子は初めて声をもらし、尻を左右に揺らした。熱望がこねくられてひどく感じてしまう。

さらに若い肉茎は奥へと進んだ。全部入った時、正彦の下腹の若い繁みが美紗子の尻の割れ目に密着した。そのまま押しつけると、ザラザラと柔らかな女の肌を摩擦するのでとてもよかった。

正彦は軽く目を閉じた。これがセックスなんだ……と思った。すごくいい。気持がいい。

美紗子はどうなっているのか、あまり身動きもしない。正彦は一方的に動きを開始した。その時だけ美紗子は、短く声をもらした。

引いては押し、押しては引いた。男性自身ばかりではなく、下腹の陰毛や腿や肉棒の下の袋までが、律動のたびに美紗子のひらいた尻の後ろ側に接触するから、快美感はこの前の比ではなかった。

先夜は、全くなにがなんだかわからないうちに終わってしまった。だから今は、少しこの感触を楽しもうと正彦は思った。思いこがれていた女教師とセックスするのではなくて、ひとりの成熟した女と、よろこびをともにする感慨を正彦は身体で受けとめていた。

ゆっくりと、味わうように、動きつづけた。

そのうちに、美紗子も少しづつ反応をみせはじめた。呼吸がひどく速くなり、吸うよりも吐く音が高く聞こえた。が、声は発しない。そのほうが逆に、女の本音を聞かされているみたいで、正彦の興奮をエスカレートさせるのに役立った。

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