淫妻(みだらづま)

著者: 小町太郎

本販売日:1985/04/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0002-3

霧ヶ丘団地18号棟に人妻を狙う凌辱魔が出没。
27歳の美妻が、33歳の熟妻が、23歳の麗妻が、
毒牙にかかり、犯され、辱しめられる。
台所、浴室、夫婦の寝室。レイプの現場は常に
貞淑な妻として振る舞っていた場所ばかり。
恥を重ねるたび、団地妻は淫らに……

登場人物

みつこ(23歳)人妻

ひさえ(33歳)人妻

れいこ(33歳)人妻

みか(27歳)人妻

本編の一部を立読み

「奥さんがはいたパンティもベトベトだぜ。おしっこみたいなお露が、ほれ、こんなにくっついて」
眉をしかめるくせに、嬉しそうに男は美香のパンティをひろげて、秘密の部分が密着していたあたりに鼻をこすりつけている。
大事な部分をおおっていた下着がなくなって、美香の丸くて重いお尻に冷たい空気が触れ、たわむれた。
ああ、すっかり見られてる……。美香は死ぬよりもつらい恥辱で、目の前が真っ暗になっていた。
昼間の団地の一室で、しかもお風呂場で、夫を送りだした人妻が、侵入してきた男にこんな姿を見せているなんて、いったい誰が想像するだろう。悪い夢を見ているのだ、と美香は思いたかった。でも、これは夢ではない。現実である。その証拠に男はズボンのベルトを解いてチャックをおろし、ブリーフごとずりさげたのだ。
ああ、いや!……
お尻にそれがさわる。熱くて硬い、すごく太いものが……。
いやだ、いやだ! あなた……。美香は夫の名前を呼んだ。でも、言葉にはならない。 男は、そのすさまじく張りきった物体を、美香の一番柔らかで感じやすい部分に押しあてると、上から下へ、下から上へ、亀裂の中心部に沿って撫でつけはじめた。
そのあたりが異常に熱を帯びてくる。恥ずかしいけれど、愛液が湧いてしまって下半身がだるくなってくる。
「こうするといいだろう。え? 奥さん。おお、たまらねえ……この感触。あったかくてよ、濡れてるからヌルヌルするし……おお、開いた開いた。パックリと開いちまって……奥さん、やるじゃないか」
じらしながら、男も次第に昂奮するのか、呼吸をはずませているのがわかる。言葉がうわずって鼻息が荒い。
「もう我慢できない。いくぞ、奥さん」
いきなり男は体をかぶせてくると、美香の下顎のあたりにキスをした。あわてて美香は顔をそむけた。そして、最後の訴えを投げかけた。
「お願い! お金でも何でもほしいものはあげるから……だからゆるして。それだけはしないで。お願い」
「うるせえ! 泣くなよ。どうせ泣くなら嬉し泣きのほうがムードが出るだろ……そら、入れるぜ……」
ぐっときた。押しわけて、傍若無人に、美香の秘門の肉襞をわがもの顔になぶりながら、トンネルの中に怪奇な物体をもぐらせてきたのだ。
「ううっ……ぐ……」
美香は思わずうめいた。すごい……太い……痛い! どうして? 痛い! いや……あなた、助けて、早く来て……。
本当に痛かった。夫にされる時は、自分も気分が乗っているせいか、とてもスムーズに侵入するのだけれど、今は恐怖と羞恥と怒りが美香の心を閉ざしてしまっている。だから愛液はたっぷり湧いているのに、身体は男を受け入れないのだ。
「痛い!」
美香は身体を震わせた。お風呂の蓋がいやな音をたててきしんだ。
「痛い? おかしいぜ。子供を産んでゆるゆるになってるはずなのによ。奥さんのお宝は満年キンチャクかい。それなら、もう少しゆっくりしてやるよ。ほれ、ほれ、こんな具合にな……」

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