未亡人・媚肉の調律

著者: 原卓馬

本販売日:1988/06/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0195-2

ピアノ教師・冬子の肢体に残る、熱い交悦の感覚。

未亡人の性感を呼び戻したのは凌辱だった。

亡き夫のため、自らの矜持のため、貞操を守りたい!

だが、28歳の熟れた媚肉は、濡れそぼっていた。

ピアノの上で裸体を晒され、狭間を濡らす未亡人。

禍々しい怒張が女体で奏でる、戦慄のレイプ奏!

登場人物

ふゆこ(28歳)未亡人

みどり(19歳)女子大生

本編の一部を立読み

「オッパイで、ピアノが弾けるか」

男は冬子のブラウスの襟もとをさらにはだけさせ、乳首の芯まで揉みつぶしながら言う。左手にカッターナイフをかざし、右手でサクランボの実をつぶす要領で乳頭をつまみあげ、力を入れて果実をひっぱる。哀れにも未亡人の肉の房は、弄ばれてほんのりと朱に染まった。眉間に縦皺を刻み、吐く息が乱れている。だがそれは、恐怖のためだけではなかった。揉まれているうちに、もう乳首の芯が硬くなっている。

「もう許して。帰ってください。お金なら、あるだけ差しあげますわ」

「金じゃねえンだよ。あんたのスカートのなかを、覗きたいって言ってるだろ」

「冗談はやめてッ!……」

「本気だぜ。俺は気違いじゃねえ。冗談で刃物が振りかざせると思うか!」

男の握るカッターナイフがいきなり冬子のスカートを裂いた。へたに暴れたら、肌に傷がつくことは間違いがない。冬子は蛇に睨まれた蛙のようにブルブルと膝頭を震わせた。恐怖におののく獲物に、男はさらに命令を下した。

「さあ、見ていてやる。スカートを胸までまくるんだ」

ためらって立ちつくす未亡人を見て、男は焦れてきたのか、スカートの上から秘肉のあたりに刃先を押し当てる。恥丘のふくらみにチクリと冷たい痛さを感じて、冬子はのけ反った。

「……お願い。もうそれ以上はやめて」

男は冬子の嘆願をまったく無視した。冬子を抱きかかえてピアノの上にのせたかと思うと、いきなりスカートのなかに頭を突っこんだ。肉づきのいいムッチリとした両脚をひろげさせ、白のスキャンティを露出させた。そして、薄いシルク地の上から、カッターの刃先でそっと秘唇を撫でる。冬子の全身から血の気が引いた。冷たい金属の刃先は、肉芽に押しあてられ、船底形の牝芯のとおりになぞっていく。

「絹のパンティか。え、さすが上品なピアノの先生だぜ。どうだ、カッターよりぶっとい男のアレのほうがいいに決まってるよな。へへ、遠慮することはねえぜ。遅かれ早かれ、あんたのおま○こは俺の玩具になるんだ」

冬子は生きた心地もなかった。野卑な四文字言葉を耳にして、女に生まれたことを悔やんだ。男の太い中指が熟れて肉づきのいい果肉の中心を力いっぱいに抉ると、冬子の脊髄におののきが走った。どうしたことか、背骨に芯棒が入ったかのようにまったく体がいうことをきかない。

「パンティを脱ぎな」

男が命令した。うっすらと濡れたスキャンティの薄い布地を通して、ピンク色に充血している肉貝が透けて見える。恥ずかしいことだが、肉の花弁をいたぶられているうちに明らかに雌芯が反応していた。男は股間を覆う二重布部分をつまむと、花蜜を溢れさせている秘部をのぞきこんだ。

「アーッ、やめて――ッ」

未亡人の嗚咽を楽しむかのように、男の舌が持ちあげられたスキャンティから入ってくる。秘部を舐められるなんて、夫が死んでからは、初めてのことであった。冬子は動揺した。身体が汚されるという気がする一方、どこか心の片隅にそれを待ち望む期待があるような気がする。久しぶりの口淫の感覚が雌芯で弾ける。淫らに蠢く男の舌が、長い禁欲の期間を耐えてきた未亡人の肉体に性の快楽を甦らせていた。

「おいおい。どうやらたっぷりと濡れてきたようだぜ」

男の言葉が、冬子の官能を高ぶらせた。夫もよく耳もとでそう囁いたものだ。そのいやらしい言葉は、冬子から理性を剥ぎとっていくようで恥ずかしくてたまらなかった。

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