哀愁を帯びた美貌と艶麗な女体を持つ未亡人に、
激しい情念を滾らせて、社員に迎えた義兄。
出社一日目、早くも社長室で毒牙を剥きだしに!
「何するんです!? お義兄様がそんな人とは」
禁欲を守り通した深雪を全裸で縛り、
奴隷社員にするための羞恥責めがはじまった……。
みゆき(34歳)未亡人
しおり(15歳)その他
ひろみ(19歳)女子大生
本編の一部を立読み
「合格でしょう、大石社長」
「むろんだ。小娘は色気がなくていかん。その点、きみの義理の妹は色気は満点。品もあってなかなかのものだ」
大石の目が一寿の狡猾な目と似ていることに気づき、深雪は鳥肌立った。
立ち上がった大石にいきなり引き寄せられ、唇を奪われ、深雪は息がとまりそうになった。
「むぐ……」
やめてと言ったつもりだったが、たばこ臭い大石の口が吸いつくように唇を覆っていた。 厚い胸を押した。首を振りたてておぞましい唇から逃れようとした。
「オナニーのビデオ、スッポンポンやロープのまわった写真、いろいろあるんだ。断るわけにはいかんだろう。紫織の将来もあるんだ。我が社の将来もな」
いかにセンチュリー開発に世話になっているかを、一寿は深雪の背中で喋っていた。だが、深雪はそんな言葉が耳に入るほど冷静ではなかった。何とか大石から逃れようと躍起になって全身で抵抗しようとしていた。
「なかなか元気な未亡人だな」
「いやっ! やめて!」
大石が離れたとき、深雪は叫んだ。
「金をかけたビルだから、いくら声をあげても下までは聞こえんからな」
ふたりがかりで、呆気なくタイトスカートを脱がされ、堅牢な革張りのアームチェアに押しつけられるようにして座らされた。
「やめてっ! やめてください! あっ!」
たちまち深雪は、背もたれにうしろ手姿の上体を、肘掛部分には脚をひろげて固定されていた。マンションで深雪に屈辱を与えたあの憎むべき赤いロープが、こんな部屋にまで用意されていたのだ。
婦人科の内診台に上がるより恥ずかしい姿だった。上はブラウスを、下はスリップとショーツをつけたままの不自然な格好で、深雪はふたりの視線に凌辱されていた。
「おまえは初任給のほかに、この家賃のバカ高い東京で、あんな高価なマンションに住んでいる。娘は金のかかるお嬢さん学校に通わせている。そんな庶民が羨む贅沢をしているからには、それなりの勤めというものをしなくてはならん。そのくらいわかってるんだろうな」
一寿はそんなことをくどくどと言い聞かせ、大石社長にもときおり可愛がってもらうことで、会社はセンチュリー開発から円滑な受注を得ることができ、それは少なからぬ益をもたらすことになり、その一部は惜しみなく深雪たち親子のために流れることになるのだと、もっともらしく語った。
「お義兄さま、私は他人でも、紫織はあなたの姪じゃありませんか。こんな、こんなこと、なさらないで。正気にお戻りになって……」