お嬢様妻 嬲られる!

著者: 香川潤

本販売日:1994/02/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0541-7

「気をやる姿を旦那にたっぷりと見せてやれよ」

貴子は自分の身体が信じられなかった。

愛する夫の前で暴漢たちに犯されているというのに

腰が自然にうねり、美肉は快感を訴えるように

恥毛を濡らしながら淫蜜を吐き出しているのだ。

ウブな若妻が倒錯状況下で知った禁断の愉悦!

登場人物

たかこ(24歳)人妻

本編の一部を立読み

「ひィ……だめ、取って、お願い……こんなの……」

「こんなの、なんだって?」

「こんなの……」

「こんなの、はじめてかい?」

「え、ええ、は、はじめて……ああ、だめ、動かないで!」

男がわずかに腰を揺さぶったのだ。ズシンという衝撃が肉棒を伝わって身体の中に送りこまれてきた。貴子は髪を振り乱した。しかし、男はゆっくりと動きはじめた。

「だめ……いや……そんなの……ああ、すごい!」

「すごいかい? 気持ちいいかい? 旦那とどっちが気持ちいい? 正直に言ってみな」

「そんな……い、言えません!」

「言わないと、こうだぞ!」

突然、ズンッと強く送りこまれた。

「はうッ!」

衝撃が走り、息がとまった。

「や、やめて、お願い……変になっちゃう……」

「じゃあ、正直にいいな。旦那とおれと、どっちが気持ちいいんだ」

「あ、あなた……です……あなたのほうが……」

「おれのほうがずっと気持ちいいってか?」

「あなたのほうが……ずっと気持ちいいの……ああ、祐介さん、ごめんなさい!」

「おい、旦那さん、聞いたかい?」

男が得意そうな口調で、祐介に話しかけた。

「あんたよりおれのほうがずっと気持ちいいんだってさ。あんた、こんないい女を女房に持っていて、いったいどんな夫婦生活してたんだ? バチ当たりもいいところだぜ。ほら、女ってのはこうやって悦ばしてやるもんだ」

男の動きが、大きく深くなった。けっして性急ではない。ゆっくりゆっくりと動いている。グウッと引き抜かれたかと思うと、ズンッと奥まで突きこまれた。

そのひとつひとつの動きに従って、貴子はグイグイと追いつめられていった。

「どうだい、奥さん? おれのは気持ちいいかい?」

「いいわ! どうしてなの?」

「天国に行きそうかい?」

「ええ、どこかに行ってしまうわ」

「旦那と別れて、おれと毎日これをやってすごすってのはどうだい? 毎日やってやるぜ」

「ああ、そんな……」

「毎日やってほしいだろう? 朝から晩までやってもらいたくねえかい?」

「ほしい……」

「ほらほら、こんなふうに気持ちよくさせてやるぜ」

「ああ、もっと……お願い、もっと突いて!」

とうとう貴子は、はしたない言葉を口走ってしまった。

祐介に聞かれても、もうどうでもいいと思った。いまはただ、とめどなく上昇していく性感をどうにかしてほしかった。ケリをつけてほしかった。早くあのめくるめくようなエクスタシーが欲しかった。

「突いて! 突いて!」

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