黒い下着の人妻

著者: 雨宮慶

本販売日:2003/06/23

電子版配信日:2008/01/18

本定価:576円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1196-8

「お願いです。暗くしてください……恥ずかしいの」

夫とは違う視線に、思わず羞恥が震え声に変わる。

なのに、初めての情交に秘唇が蠢き、剛直を絞ってしまう。

国際線スチュワーデス・翔子、黒い下着が似合う人妻だ。

夫以外の男に肉を裂かれる――許されざるタブーが、

翔子を啼かせ、慎しみを奪い去り、飢えた牝獣にする!

登場人物

しょうこ 人妻

ゆき(21歳)新入社員

なつみ(23歳)看護婦

ふみえ(32歳)人妻

そのこ(32歳)人妻

本編の一部を立読み

「さすがは国際線のスチュワーデスだ。悩ましい下着をつけてるんだねェ」

興奮を煽られた阿木が、膝から内腿を両手で掃くように撫で上げていくと、翔子は脚をふるわせながら腰をもじつかせる。

(いつもこんなスタイルの下着をつけているというわけじゃなく、これは二カ月ぶりに会う夫を歓ばせようとして特別に身につけていたのかもしれない)

そう思うと阿木はよけいに興奮を煽られ、片手でショーツの上から股間を撫で回しながら、制服のボタンを外して前をはだけていった。

ショーツやガーターベルトと同じ黒いブラを、これまた荒々しくずり下げると、喘ぎ声といっしょに乳房が弾んでこぼれ出た。

小ぶりだがみずみずしく張った乳房は、わずかに色づいた乳首が突き出て、ふくらみ全体が上向きに反っている。

シルクの滑らかな感触のショーツ越しにクレバスをなぞる阿木の指で、翔子がもどかしそうな喘ぎと腰つきになる。

乱れたスチュワーデスの制服姿で悶えるその眺めが、ますますもって阿木を煽情した。

「こうやって嬲られて感じているところをみると、案外マゾッ気があるんじゃないか?」

「そんな……」

戸惑う翔子にかまわず、いきなり阿木は片手で乳房をわしづかんだ。

「うッ!」

呻いてのけぞる。

そのまま乳房を手荒く揉みたてると、それでも翔子は痛いとはいわず、

「あッ……うッ……ああッ……」

と、きれぎれに感じ入った声を発して胸を反らす。

阿木は相手の女にマゾッ気がありそうだと思ったとき、よくこの手を使う。

乳房を手荒く揉まれて感じる女は、少なからずマゾッ気がある。そういうタイプには、阿木は多少サディスティックに攻めてやる。そうすると、マゾッ気を自覚していない女でも、意外な反応を見せることがある。

この人妻のスチュワーデスも、そういうタイプかもしれない。

阿木はショーツの脇から手を入れた。派手に濡れた秘唇を指先でなぞり、クレバスをかき上げる。

同時に乳首を舌でこね回しながら、ときおり強く吸ったり噛んだりしてやると、そのたびに翔子は胸を反らして感泣するような声を洩らす。

「これでパンティを取ったら、ますますたまらない眺めになるだろうなァ」

「いや……ああ、もっと噛んで、強く……」

阿木の言葉にうろたえながらも、むしろそれで興奮を煽られたように翔子のほうから激しい愛戯を求め、胸を突き上げ、たまらなさそうに腰をうねらす。

阿木は、硬くしこった乳首をキリキリと噛み、指を、熱いぬかるみの中に挿した。

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