魔虐の実験病棟(上) 人妻三枝子・生贄解剖

著者: 結城彩雨

本販売日:1994/10/10

本定価:912円(税込)

ISBN:978-4-8296-3110-2

シチュエーション

八月のうだるような暑い日の朝、連続強姦犯鬼頭が刑期を終えて出所した。恐るべき肛虐魔が再び野に解き放たれたのだ。盟友の医師氷室とコンビを復活させた鬼頭は、新たなる肛姦レイプにのりだす。最初の標的は、二十五歳の美貌の人妻三枝子。淫らな罠とは知らずに診察室で全裸に剥かれた若妻は二人の嗜虐鬼によって言語を絶する恥辱を味わわされていく!

登場人物

みえこ(25歳)人妻

ひとみ 人妻

けいこ(29歳)女医

本編の一部を立読み

何か言おうと三枝子の唇がわなないたが、それをさえぎるように氷室が口をはさんだ。

「間違いなくおめでたですね、奥さん」

「え……ほ、本当ですか、先生……」

「三カ月ちょっとというところ」

羞恥に色づいた三枝子の美貌に、愛する夫の子を孕んだという喜びが漂った。

その前で氷室はカルテを取って鬼頭に見せ、何かボソボソと相談するふりをした。それからあらためて、わざとらしく三枝子の顔を見た。

「ただ、子宮の状態が不安定なんですよ、奥さん。このままでは流産の危険がありましてねえ」

氷室は平然と嘘をついた。

三枝子の子宮の状態はきわめて安定していて、正常そのものである。だが、はじめて妊娠した三枝子にはわかるはずもない。

三枝子の美貌から喜びの色が消え、唇がワナワナとふるえて不安が走った。

「せ、先生……」

三枝子は言葉がつづかない。

氷室と鬼頭は顔を見合わせて、腹のなかでニヤリと笑った。三枝子が不安がれば、それだけ医師の立場を利用して、つけこむ隙が大きくなるというものだ。

「奥さん、すぐ治療すれば大丈夫だと思いますよ。おまかせください」

「早く治療すればするほど、流産の危険も小さくなりますからね。さっそくはじめましょう、奥さん」

氷室と鬼頭は平然として言ってのけた。

「……お、お願いします、先生……」

不安いっぱいの三枝子は氷室と鬼頭にすがりつくように声をふるわせた。妊娠という喜びが大きかっただけに、流産への不安と動揺も大きい。

鬼頭がまだしつこく膣に指を入れてひろげ、いじりまわしていることも、三枝子は忘れているようだ。

「まず浣腸しますよ、奥さん」

氷室はそう言って浣腸の準備をはじめた。二百㏄用の注射型ガラス製浣腸器に、ゆっくりとグリセリン原液を吸いあげていく。

「ああ……そ、そんな……」

三枝子は狼狽に声をふるわせた。浣腸されるなど思いもしなかったのだ。

だが三枝子よりもびっくりしたのは、顔にこそ出さなかったが鬼頭だ。

いきなり浣腸とはな……。

普通の男でもとても口に出せるものではない。医者だからこそ平然と言えるのだ。そして相手が医者だからこそ、三枝子は狼狽こそすれあとは何も言わず、何も疑っていない。

そこに眼をつけて女を弄ぼうという氷室の考えに、鬼頭はあらためて感心させられると同時にあきれはてた。

フフフ、医者ってのはまったくおいしい商売だぜ。こんな美人の人妻のオマンコをいじりまわし、堂々と浣腸までできるんだからな。どれ、さっそく尻の穴をいじってやるか……。

鬼頭は三枝子の膣をいじっていた指を、そのわずか下の肛門へすべらせた。

「ああ、いや……そんなところを……」

三枝子は思わず声をあげて、腰をよじりたてた。おぞましい排泄器官までいじられるなど、思ってもみなかった。

「あ、あ……そこは、いやです……」

「よくマッサージしておかないと、浣腸する時につらいだけですよ」

「あ、ああ、浣腸だなんて……ど、どうしても、しなければいけませんの……」

「治療中によくもらすことがありましてね。そうなって胎児が菌に汚染されたら大変ですよ。ですから腸のほうをきれいにしておいてから治療するんです」

「……は、はい……ああ……」

「わかったら肛門の力を抜いてください、奥さん」

鬼頭は慣れてきたのか、もっともらしいことを言いながら、三枝子の肛門を指先でゆるゆると揉みこんだ。

「あ、あ……」

三枝子はキリキリと唇をかみしめて、ブルブルと双臀をふるわせた。キュウッとすくみあがった三枝子の肛門が、円を描くような鬼頭の指の動きにヒクヒクとあえぐ。

可愛い尻の穴をしてやがる。どうやらここはまだバージンだな、フフフ……。

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