本販売日:2025/04/10
電子版配信日:2025/04/18
本定価:2,376円(税込)
電子版定価:2,376円(税込)
ISBN:978-4-8296-7946-3
悪魔の申し子・冷二は女教師の美尻を撫で回し、
CAの制服の女肉を堪能し、兄嫁の秘孔を味わう。
新たな標的は、憧れ続けた良家の人妻・夏子――
狂愛が30歳の媚肉と未開発の菊座に忍び寄る!
楡畑雄二の絢爛豪華な挿画が、結城彩雨の衝撃世界を彩る!
第一章 女教師の美肛
第二章 制服と白い臀丘
第三章 恐怖の全裸散策
第四章 白昼の兄嫁強奪
第五章 連続する肛肉姦
第六章 夜の恥虐教室
第七章 兄嫁交尾特訓
第八章 菊門の嬲辱鬼達
第九章 悪夢の裏孔拷問
第十章 屈辱の客室乗務
第十一章 アヌスの運搬人
第十二章 女教師哀艶ビデオ
第十三章 羞恥の御礼浣腸
第十四章 マッチ売りの人妻
第十五章 裸のホステス接待
第十六章 人妻催淫クリーム
第十七章 地下室の内診台
第十八章 四匹の美肉牝奴隷
本編の一部を立読み
第一章 女教師の美肛
1
マージャンは今日も木田冷二の一人勝ちだった。新入生を相手にイカサマで金をせしめるなど、冷二にとっては簡単なことだ。
「八万もうけか。フフフ」
雀荘を出た冷二は、金をポケットに突っこむと、足早に駅へ向かった。結局今日も授業にまったく出ずに、朝から雀荘に入りびたりだった。
駅は夕方のラッシュアワーで、大変な混雑だった。
高校の時から痴漢癖のある冷二は、すぐに女を物色した。目をつけたのはミニスカートをはいたOLらしい女だった。
すぐ後ろにピタリと並び、さりげなく顔を覗くと、すごい美形だ。肩までのびて綺麗なウエーブのかかった黒髪、スラリとのびた両脚は太腿もムチムチと官能的で、ふくらはぎも形よく、足首は細く締まっている。
さすがの冷二も思わず見とれた。ふと、どこかで会ったことがあるような気がしたが、どうしても思いだせない。
快速電車が入ってきて、ドアが開いた。冷二は素早く女の腰に手をまわして抱き、後ろから押してくるのをいいことに、ちょうど連結部のドアに女を押しつけた。両手を双臀と下腹へすべりおろす。
「あ……」
女は狼狽して逃げようとしたが、ドッと乗りこんでくる乗客に、もう身動きすることすらできなかった。
いい身体してやがる……。
冷二は押される力にまかせて女に密着すると、ゆっくり双臀と下腹を撫でまわした。ムチムチとした肉づきが手のなかで弾む。特に双臀は冷二の嫌いなガードルを着けていず、形よく張った臀丘とその深い谷間までがはっきりと感じとれた。
女は冷二を睨んだが、冷二はニヤリと笑いかえした。あわてて目をそらす女に、狼狽ぶりが表われていた。
冷二は手をモゾモゾと動かしつつ、女の反応をうかがうように耳にフーッと熱い息を吹きかけた。ニヤニヤと女の顔も覗きこんだ。たちまちその綺麗な顔が赤くなっていくのがわかった。
美人ほど気どってて声も出せねえものさ。スカートのなかまで手を入れてくれって言ってるようなもんだぜ……。
勝手なことを思いつつ、冷二は下腹を撫でまわす手をさらにおろし、茂みのあたりをまさぐった。
女の腰が引けるようによじれる。そして女の神経が前の手に集中している間に、冷二は後ろ手でミニスカートをたくしあげにかかった。すぐに裾がずりあがってきて、パンティストッキングの太腿が指先に触れた。冷二は素早くミニスカートのなかへ手をすべりこませた。
女はさすがにハッとして、冷二の手を振り払おうとした。その手を逆に握ってやると、あわてて引っこませる。
こりゃいい尻してやがる。久しぶりの上等な肉だぜ……。
パンティとパンティストッキングの上から双臀をネチネチと撫でまわした。冷二は思わず舌なめずりが出た。なんとムチムチとした見事な肉づきか。豊かな肉づきでいてムチッと引き締まっている。
肉づきを味わうように臀丘に指先をくいこませたり、双臀の肉を下からすくい取るように押しあげたりして、揺さぶった。
女は腰をよじって避けようとはするものの、赤く染まった美貌は必死に平静さを装っている。
冷二は女のパンティと太腿の境目にそって指でなぞり、さらに臀丘の悩ましい曲線にそって指を這わせた。やたら触るのではなく、股間の中心へ向かって遠いほうから指をスーッと這い寄らせていく。
女の美貌がますます赤くなった。時折り耐えられないように腰をよじり、唇を噛みしめる。
今度は人差し指と中指とで肉の花園のあたりをさすり、親指で肛門のあたりをまさぐる。
「あっ……」
ビクッと女体が震え、臀丘の谷間がキュウッとすぼまった。平静を装っていた顔も目も伏せるようになり、うなだれている。
冷二は丹念に指先でこすり、ゆるゆると揉みこんだ。パンティとパンティストッキングの薄い布地の下に、どんな媚肉が隠され、どんな肛門が息づいているのかと思うと、ゾクゾクした。このところ痴漢行為にも飽き気味だった冷二だけに、こんな気分になったのは久しぶりだ。
たまんねえ。犯りてえ……。
満員電車のなかでレイプすることなどできないが、下着の上から触るだけでは、とても我慢できなかった。我れを忘れてパンティストッキングを脱がそうとしていた。
女は驚愕の目で冷二を見て、必死に腰をよじり、手を押さえつけてきた。それをかまわず、双臀の半ばまでパンティストッキングをずりさげた時、
「やめてください!」
こらえきれずに女が叫んだ。
いっせいにまわりの乗客が女を見、そして冷二を見た。ヤバいと思った時は遅かった。
「なんだ、痴漢か」
「つかまえて警察へ突きだしてやる」
そんな声が飛んだ。
冷二はあわてた。しかし、ちょうど電車が駅に着いて、おりる人ごみにまぎれて冷二は逃げた。危なかった。あと一分も遅かったら、つかまっていたかもしれない。
「ちくしょう」
冷二は腹立たしげに呟いた。
いつもそうだ。しょせん車内の痴漢行為では、パンティのなかまで手を入れられるわけもない。ましてレイプなど不可能だ。ただ消化不良のあと味の悪さが残った。まして女がよかっただけに、冷二は未練とくやしさに、よけいに腹が立った。
苛々してマンションへ戻ると、入口で仲間の木戸と寺島が待っていた。
「遅いじゃねえか、冷二。さっそく六本木へナンパにいこうぜ」
「今度できたディスコ、いい女が集まってるって噂だからな」
寺島と木戸はニヤニヤと笑った。
冷二は二人に誘われていたことを思いだした。電車のなかでのことですっかり忘れていた。
「その気になれねえよ、今夜は。ナンパしても、引っかかるのはガキばかりだろうしよ」
いつもなら女遊びには真っ先に飛びだす冷二が、不機嫌に答えた。
寺島と木戸はけげんな表情をした。
「どうしたってんだ、冷二。最近変だぞ。この前だってせっかくナンパした女を、いきなりレイプしようとして騒がれてよ」
「レイプなんかしなくたって、たっぷり楽しめたってのに」
しつこく冷二を誘った寺島と木戸だったが、無駄とわかると諦めて、ブツブツ言いながら引きあげていった。
冷二は部屋へ入ると、冷蔵庫からビールを取りだしてあおった。
「レイプか……」
冷二は呟いた。
親からの仕送りはかなりあるし、イカサママージャンでの稼ぎもあって、冷二は金に不自由はしていない。これまでずいぶんと派手に遊びまわってきた。だが、このところなにをやっても面白くない。もうナンパはつまらない。ピンサロやホテトルで遊んでもすぐ飽きてしまうし、SMクラブへも行ったが刺激はなかった。電車のなかでの痴漢も中途半端だ。
大学へも行かず、こんなふうにブラブラと遊びまわるようになって、もう何年になるのだろう。すべての歯車が狂いだしたのは、五年前のあの出来事からだ。電車のなかで痴漢行為をしてつかまりそうになったことが、冷二に五年前を思いださせた。
当時、冷二は無口でおとなしい高校生だった。所属していた空手部でも、いつも黙々と練習していたし、一人のことが多かった。
そんな冷二には、誰にも言えない秘密があった。バッグに隠しカメラをセットし、ラッシュの満員電車で狙いをつけた美人のスカートのなかを撮っては痴漢行為をし、そのあとをつけて女の部屋へ忍びこみ、下着を盗み集めるのだ。
その日、冷二が狙ったのは新婚の新妻だった。女の部屋へ忍び入り、パンティを盗んで出てきたところを運悪くその夫に見つかって、取り押さえられてしまった。
当然、下着ドロとして警察でさんざん油を絞られたあげく、高校は退学処分となった。実力者の父の力で二流の私立高へ編入、そのまま二流大学へ入れたものの、以来両親は冷二にマンションを与え、相当の仕送りをしてくるだけで、事実上は実家から追いだされたのも同じだった。
それからというもの、冷二は人が変わったように派手に遊びまくり、今ではプレイボーイを気どってはいるものの、チンピラ同然だった。
屈折した冷二の精神は、五年前から女を欲望のはけ口、いや、単なる肉としてしか見なくなった。特にこのところ、いやがる女を責め嬲って泣きわめかせてみたいという倒錯した欲望が湧きあがってきた。
そんな冷二に恋人などできるはずもなく、刺激を求める欲望は大きくなるばかりだ。
「電車での女、いい尻してやがったな。あんな女を思いっきりレイプしてみてえ」
ビールをあおって冷二は呟いた。
五年前のことを思いだし、冷二の思考はその時に狙った女たちから盗んだパンティに及んだ。
まだどこかにしまってあったはずだ。ゴソゴソと押入れをさがしはじめた冷二は、奥からダンボールの箱を取りだした。
箱を開けると、パンティがひとつずつビニール袋にていねいにしまってあった。ファイルもあり、それには女の名前と住所ごとに写真が整理されていた。
「こんなものに夢中になっていたとはな」
冷二はビニール袋のひとつからパンティを取りだした。洗濯篭のなかから盗んできたもので、パンティの裏地には小さなシミのあとがあった。それを鼻に持っていき、クンクンと嗅いだ。ほのかに女の匂いがする。
冷二の脳裡に、五年前にあとをつけた女たちの記憶がありありと甦った。ゾクゾクするほどいい女ばかりだ。冷二が遊んでいる女たちとは美しさでも上品さでも較べものにならない。
これだけいい女たちを、みすみす放っとく手はねえな。今からでも五年前のつづきをすりゃいいんだ。五年もすりゃ、もっと熟して綺麗になってるだろうからな……。
ファイルの写真を一枚一枚見ながら、そんな考えが冷二のなかで頭をもたげた。五年前は女を襲う勇気もなかったが、今なら度胸もついた。
ファイルのなかで最初に冷二の目がいったのは、やはり佐藤夏子だった。夏子の部屋へ盗みに入って出てきたところを、彼女の夫につかまった。夏子があまりに冷二好みの女で、二度も忍びこんだのが失敗だった。
「夏子か……お前には五年前のお礼まいりもかねて、特に念入りにあいさつをしてやらなくちゃな」
呟きながら、冷二は早くも声がうわずった。夏子への淫らな思いと復讐の気持ちが入りまじり、嗜虐の欲情が昂る。
初めて夏子を見た時の衝撃を、冷二は今でもはっきりと覚えている。色白のしたたるような美貌と、見事なまでのプロポーション。冷二は圧倒される思いで生唾を呑みこみ、胴震いがとまらなかった。一生に一度でいいから、こんな美人を抱いてみたい。そんな思いを胸に、恐るおそる電車のなかで夏子の双臀に触った。ムチムチと弾む肉に手が震えた。
そして、忍びこんだ夏子の家で、洗濯物のなかから小さな白いパンティをさがしだし、匂いを嗅いだだけで思わず精を漏らしてしまったくらいだ。
「夏子か……フフフ」
冷二はうわずった笑いをこぼして舌なめずりをした。