肛虐鬼の化身、鬼頭と氷室の毒牙はついに美貌の女医慶子に伸びた。実験用の牝として慶子が監禁された地下室は、まさに淫虐の魔界。生贄解剖台に緊縛され、熟れた肉体は嬲りまわされる。凶悪な肉棒が、浣腸ノズルから、後ろから前から慶子を襲う。屈辱と苦痛が快楽を呼ぶマゾヒズムの毒に女体は蝕まれ、ついに女医は二十九歳の媚肉を甘く濡らしはじめた。
けいこ(29歳)女医
みえこ(25歳)人妻
ひとみ 人妻
本編の一部を立読み
「子宮のなかをのぞかせてもらいますよ、森下慶子先生」
そう言うなり、氷室は金属棒にかわってアイカメラをゆっくりと慶子の子宮口から挿入しはじめた。
「ああッ……痛い……」
「痛いわけがないですよ。これより太いヘーガル氏棒を咥えてたんですからね。オーバーな森下先生だ、フフフ」
「あ、ああ……ああッ……」
子宮のなかにまで異物を入れられる恐怖が、慶子に苦痛を感じさせるのか。
「子宮セックスまで経験している森下先生には、これくらい楽なはず。細くてものたりないんじゃないのかな」
氷室はアイカメラを深く入れていきながら、顕微鏡ののぞき口のようなところからなかをのぞきこんだ。
慶子の子宮のなかが生々しいまでにはっきりと見えた。ヌラヌラと光る柔肉が、ウネウネとうごめいている。
「ああ……いや……いや……」
慶子はなかば気を失ったようになって、小さくすすり泣くばかり。子宮のなかまで入れられていると思うと、もう身動きするのもこわい。
氷室はコードを接続したテレビにも慶子の子宮口を映しだして、鬼頭にも見せた。テレビの画面いっぱいに生々しい内臓が浮かびあがって、鬼頭は思わずゴクリとのどを鳴らした。
「こりゃ、すげえや……」
三枝子と瞳は、ヒイッと悲鳴をあげて反射的に顔をそむけた。思わずからだが硬直して、キリキリと肛門の指を食い締めた。
「フフフ、奥さんの時が楽しみだな。妊娠三カ月の子宮のなかを見るのがよ」
「そんな……いやあッ……」
三枝子は恐怖に美貌をひきつらせてのけぞった。
鬼頭は次に瞳の顔をのぞきこむと、
「奥さんの時は、子宮より尻の穴にするかな。うんと深く入れて、大腸だけでなく小腸までのぞいてやるか」
「…………」
瞳は声もなく黒髪を振りたくった。ガチガチと歯の根が合わなくなって、膝とハイヒールのふるえがとまらない。
「いよいよ人工受精だぜ、フフフ」
鬼頭はニヤニヤと瞳と三枝子の耳もとでささやいた。氷室は執拗に慶子の子宮のなかをのぞきこんでいたが、
「あれほど精を注がれたのに、どうやらまだ妊娠していないようですね、森下先生。これでますます実験のしがいがありますよ」
アイカメラをゆっくりと引きだすと、長さ三十センチほどもある金属棒のスポイトのようなものを取りあげた。そのなかに黒人の精子と卵子とをかけ合わせた受精卵が入っている。
「いやッ……ああ、何を、何をするの……こわいッ……」
慶子がまた、おびえた声をあげた。ゆっくりと子宮のなかへ入ってくるスポイトの先端に、何かただならぬ気配を感じた。
「言ってッ……何をするのッ……」
「フフフ、森下先生の子宮を借りて、ニグロの子を産ませてみようと思いましてね」
氷室はゆっくりと受精卵を注入しながら、せせら笑った。
慶子の総身が凍りついた。
「…………」
あまりの恐怖に唇がわなないただけで、すぐには声も出なかった。
「……ヒッ、ヒイーッ、ヒイーッ……」
次の瞬間、慶子ののどから絶叫がほとばしった。