「子供の命が惜しければ、俺の肉奴隷になるんだ、奥さん」幸福な生活を送る人妻初美のもとにかかってきた脅迫電話。愛する娘を守るため、初美は自ら肉の囮になって犯人を誘いだそうと決意する。しかし初美はレイプ狩りの獲物―─狙われた牝獣にすぎなかった。警護の一瞬の隙をついて誘拐された初美に降りかかる肉の災厄…輪姦、肛虐、露出責め。恥汁飛び散る色地獄のなか、人妻の熟れきった媚肉が狂いだす。
はつみ 人妻
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「赤ん坊を静かにさせな」
母親の泣き声につられたかのように泣きじゃくる赤ん坊を、男は初美の手に抱かせた。
「……ああ……真美ちゃん……」
初美はたちまち我れにかえった。
「泣かないで、真美ちゃん……」
初美はカーペットの上に横座りになって赤ん坊を抱き、乳首を与えつつあやす。赤ん坊の泣き声がたちまちやみ、満足げな息づかいに変わった。
「ああ……ひ、ひどい……」
初美は肩を小さくふるわせて、むせび泣きはじめた。まるで犯された直後の生娘みたいに……。だが赤ん坊を抱いて乳を与える母親としての妖しい美しさが際立った。
男はしばしニヤニヤと眺めてから、椅子を二つ持ってきた。六十センチほどの間隔をとって椅子を置き、その上に初美を赤ん坊を抱いたままあがらせた。
「ああ……これ以上、何をしようというのですか……」
初美はおびえた眼で男を見た。浣腸されて排泄まで見られた衝撃に、もうあらがう気力すらも萎えている。
「フフフ、これだけいい尻をしていることを後悔させてやると言っただろうが」
初美の足首をそれぞれ左右の椅子に縄で縛りつけながら、男は言った。そして初美のうしろへまわると、腰を両手でつかんで和式トイレに入るかっこうにしゃがませる。
「いや……お尻はいや……ああ、も、もう、いやです……」
男の狙いがまたおぞましい排泄器官にあると知って、初美は狼狽の声をあげた。
淫らな視線が肛門に這ってくるのが、初美は痛いまでにわかった。どうしてそんなところにばかり興味を示すのか、男がまったく理解できない。
「かんにんして……もう、そこだけは……」
「ウンチをするところまで見せたくせして、気どるなよ、奥さん」
男はせせら笑った。
初美の肛門は浣腸と排泄のつらさを物語るように腫れぼったくふくれ、ヒクヒクとふるえた。それが男の視線を感じて、おびえるようにキュッ、キュウッとすぼまろうとうごめく。
「いい尻しやがって。奥さんを狙ったかいがあったってもんだぜ、フフフ」
男はニンマリと舌なめずりをすると、やおら口を寄せて初美の肛門に吸いついた。
「ひいーッ……」
まるで電気でも流されたみたいに、初美の上体がのけぞり、腰がガクガクふるえた。弾かれたように立ちあがろうとするのだが、男の手はがっしりと初美の腰をつかんで許さない。
「や。やめてッ……あ、ああ、そこは、いやです……かんにんしてッ」
初美は泣き叫んだ。
だが赤ん坊を抱いていては男の顔を振り払うこともできず、また赤ん坊を気づかってか泣き声は弱々しく勢いを失っていく。
男の唇は初美の肛門を吸い、舌先はその中心を舐めまわした。
「ああ……いやあ……ひッ、ひッ……」
初美は唇をかみしばって泣いた。
「フフフ、亭主はこんなことまではしてくれねえだろうが。奥さんの尻の穴のなかまで舐めまわしたい気分だぜ」