大いなる肛姦(下) 白き臀肉に奴隷の印を!

著者: 結城彩雨

本販売日:1998/03/10

本定価:1,026円(税込)

ISBN:978-4-8296-3143-0

麗しき人妻、江美子の肛肉調教は香港で佳境に入った。衆人環視のなか磔となった裸身に恐ろしい責め具と獣のような男達が襲いかかる。泣き叫び失禁する人妻。しかし犯されれば犯されるほど、虐められれば虐められるほど、美と妖艶さを増していく人妻・江美子の肉と体。再び日本に戻ってきた江美子は本物のM女として男達の欲望に応えるべく、肛姦拷問の舞台に立つ。そして、ついに……淫臭漂う密室で、屈辱の誓文とともに男と獣による悪魔の嬲獄責めがはじまった!

登場人物

えみこ(27歳)人妻

まさこ(20歳)妹

本編の一部を立読み

「そういえば上里君。奥さんが犯されるのを見るのは、今日がはじめてだったあるね。フフフ……そいつはおもしろい。犯される妻に、それを見る夫か、フフフ」

「チ、チクショウッ。殺してやる、必ず殺してやるぞ」

上里は檻を揺すって、狂ったようにわめいた。しかし、檻の中に閉じこめられている身では、どうしようもなかった。

「それじゃ奥さん。日野君と交わってもらうあるよ」

張が眼で合図した。すると、江美子を吊りさげている竹棒をかついだ私兵たちは、江美子の恥ずかしいまでに開ききった女の最奥を日野のほうに向けた。どうやら柱に立ったまま縛りつけた日野に、江美子を吊りさげたまま結合させるつもりらしかった。

「いや、いやあッ」

江美子は泣きわめきながら、腰をよじった。

「いやあッ、主人の前じゃいや、あの人の前じゃ、いやあッ」

どんなに体をよじっても、こうも大きく両脚を開かされていては、逃げる術がなかった。

「やめろッ、やめてくれ……お願いだ、やめてくれ……」

上里は顔をクシャクシャにして泣くような声で哀願した。愛する江美子が、すでに凌辱の限りをつくされていることはわかっていた。だが男と、それも自分以外の男と交わるのを見せつけられるのは、これがはじめての上里だった。

「フフフ、奥さんのようないい女を独占してはだめあるよ、上里君。いい女は多くの男にわかち合うことが必要あるね」

張は、日野のそれをつかんで江美子を待ちかまえながら笑った。

「やめろ、手を離せッ……バ、バカなことはやめろッ」

日野も必死である。親友の妻と、親友が見ている前で交わることなどできるはずがない。

「だめだッ、来るな……江美子さん、来ちゃだめだッ」

「フフフ、何をゴネてるあるか、日野君。いい思いをさせてやるのに」

逆さに吊りさげられた江美子の女体が近づいてくる。江美子のアヌスに挿入されたままの蛇が、死んだように揺れて、なんとも異様だった。

「いやあッ、許して……いやあッ」

黒髪を振り乱し、体を激しく動かして江美子は泣いた。

江美子をかついだ私兵たちが、日野の前でとまった。その日野のちょうど腰の高さのところに江美子の媚肉が、淡いサーモンピンクの彩を見せて、これ以上は無理というまで生々しく剥きでていた。

「江美子さんッ……江美子さん……」

そう叫びながらも、日野の眼は江美子の生々しい媚肉に釘づけになったままである。あくことを知らぬ色責めに、江美子のそこはしっとりと潤い、日野を待ち受けるかのように生々しく開花している。日野自身、これまでにまともに女の肉の蠢きを見たことはなかった。その妖しいほどの生々しさに、さすがの日野も、無意識に腰を突きだそうとする。

「やめろッ、日野ッ、正気に戻るんだ。日野ッ、やめてくれッ」

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