長い肛虐の果て……江里子がたどり着いた地は、牡たちの魔窟、香港は九龍城。若妻を待っていたのは史上空前の調教劇だった。何千CCにも及ぶグリセリン原液浣腸に、嗜虐というにもあまりに惨い輪姦、連姦。若妻の尊厳を完膚なきまで踏みにじる、夫の眼前で演じさせられる妊娠ショー。いつか日本に帰れる日を望んで、耐えに耐えた奴隷生活の結果が、この屈辱とは……。「私、あなたの妻ではいられない。いえ、もう私は牝でしかいられないんだわ!」性隷妻・江里子に悲憤を忘れさせるもの、それは皮肉にも、肛姦がもたらす被虐の肉悦しかないのか……。
えりこ(26歳)人妻
本編の一部を立読み
「どうだ、恋女房が黒人の手で発情させられていくのを見る気分は、フフフ」
「江里子にはあんたより黒人が似合うあるね、ヒヒヒ、白い肌に這う黒い指がよく見えるあるか」
志田と陳は江里子の夫をからかって笑った。
ジョージはわざと江里子の媚肉に這わせる指を女芯へ持っていき、クイッと表皮を剥いて肉芽をさらして見せつけた。すでに赤く充血してツンととがった江里子の肉芽は、外気と夫の目にさらされて、ヒクヒクとわななき、うごめき、さらにふくれあがるようにとがった。
(やめろッ、やめるんだッ……ああ、江里子ッ、江里子ッ……)
夫は狂ったように叫び、縄をギシギシ鳴らしてもがく。
そんな夫を振りかえってジョージはニヤリと白い歯を剥いて笑うと、つまみあげた江里子の女芯にいきなり吸いついた。
「ひいーッ」
江里子は白目を剥いてのけぞり、吊りあげられた両脚を揺さぶりたてた。つま先が内側へそりかえる。
「やめてッ……いや、いやあッ」
いくら腰をよじってもジョージの口は蛭のように吸いついて離れない。まるでごちそうでもすするように、肉芽を口いっぱいに吸いあげ、グチュグチュと音をたてて舐めまわした。
「ひッ、ひいッ……」
江里子の腰がガクガクとジョージの顔を弾き飛ばさんばかりに躍った。黒髪を振りたくり、豊満な乳房を乳首をとがらせて揺さぶり、江里子は喉を絞った。
ジョージは上目使いに江里子を見て反応をうかがいつつ、うれしそうに女芯の肉芽をしゃぶり、充血した肉襞を舐め、さらにとがらせた舌先を江里子の肛門にまで伸ばした。
「ああ……そ、そこはッ……駄目、江里子、ああ、駄目になってしまうッ……か、かんにんしてッ」
江里子の泣き声がうわずった。
お尻の穴を舐めまわされ、しゃぶられることで江里子は背筋に痺れが走るほどの快感をはっきりと感じた。肛門をいじられると、身体が燃えてしようがない。
それでなくても江里子の肛門は、浣腸、排泄の直後とあって、まだ腫れぼったくふくれ、妖しくうずいていた。
「ああ、助けて……あううッ、ああ、たまらないわッ……」
江里子は腰をブルブルふるわせ、吊りあげられた両脚をうねらせた。一度崩れると、とめどがなかった。