肛虐生贄クラブ〈上〉 有理子二十七歳、悲劇は突然に

著者: 結城彩雨

本販売日:2002/10/10

電子版配信日:2008/08/01

本定価:1,362円(税込)

電子版定価:1,519円(税込)

ISBN:978-4-8296-3172-0

「私には夫がいるんです。心から愛しているんです!」有理子の悲痛すぎる哀願に、男たちの責めが一瞬とまる。次の瞬間、嘲笑の渦とさらなる浣腸液の注入が美妻の双臀を襲った。幸福な生活に輝いている人妻だから、生贄クラブの標的に相応しい。最後の最後まで貞淑を貫こうとする気高さが、なにより牡たちの嗜虐心を楽しませるのだ。「もう家に帰して! 充分に私の身体を弄んだでしょう」有理子はまったくわかっていない。麗妻を見舞うアナルの悲劇はまだはじまったばかり。27歳の美肉を露出テニス試合が、恥辱の浣姦接待が、連続調教劇が、淫牙を剥いて待っている。夫の名前と助けを呼び、女の矜持と貞淑を守ろうとすればするほど、有理子は蟻地獄へと沈んでいく!

登場人物

ゆりこ(27歳)人妻

本編の一部を立読み

有理子の肛門の開き具合、粘膜のうごめき、そしてひりだされてくるものを、じっくりと目と指とで観察している。

そんな瀬島の目と指の動きが、有理子は痛いまでにわかった。

(ああ……死にたい……)

有理子は泣きながらグラグラと頭を揺らした。すでに一度、イチジク浣腸をされているので、出てくるのはほとんどが酢とグリセリンの混合液ばかり。ブルブルと双臀をふるわせつつ、一度途切れたと思うと、またドッと黄濁したものをしぶかせた。きつい酢の匂いが一面にたちこめた。

「ああ……」

ようやく絞りきった有理子は、もう号泣も途切れてシクシクとすすり泣くだけだ。

とうとう瀬島に浣腸され、排泄まで見られてしまったという絶望と恐怖が、ドス黒く有理子をおおった。あまりのショックに、すぐには瀬島に対する嫌悪感も反発も湧きあがってはこなかった。

「フフフ、ずいぶんと派手にひりだすんですね、有理子さん。とても上品で美しい人妻の有理子さんのすることとは思えない」

瀬島もようやくニヤニヤと笑って、有理子をからかった。勝ち誇った表情だ。

「有理子さんが他人の前でこんなに派手にひりだすのを見たら、北沢くんは腰を抜かすかもしれませんな」

「……いや……」

有理子は弱々しく頭を振って、泣き声を高くした。本当にこのまま死んでしまいたいと思った。固く両目を閉じたまま、有理子は開けることができなかった。

排泄行為まで瀬島に見られて、これからどうなるのだろうか……。

(あなた……たすけて、あなた……)

有理子は固く閉じた目の奥に、夫の面影を探し求めた。キィ、キーッとガラスの鳴る音がして、有理子はハッと目を開いた。

瀬島が、空になった長大な浣腸器に、また酢とグリセリンの混合液を吸いあげていた。信じられなかった。浣腸は終わったばかりだというのに。

「……いや……ああ、もう、いやです……」

声にはならず、有理子は右に左にと頭を振っただけだった。

「……ああ、も、もう、いやあ……」

「まだはじまったばかりじゃないですか、有理子さん。二回や三回の浣腸じゃ、浣腸したうちには入らないですよ。まして浣腸責めとなれば十回以上はしなくてはねえ」

「そ、そんな……いや、いやあッ……」

有理子は悲鳴をあげて、双臀を振りたてた。

「へへへ、亭主が出張となりゃ、時間はたっぷりあるからよ。いくらでも浣腸してもらえるぜ、奥さん」

「今夜は寝れねえかもな。エネマナイトってわけだ」

長山と村井はまた左右から、有理子の臀丘の谷間を割りひろげた。

「いや、いやあッ……どこまでそんなことを……かんにんしてッ」

泣き叫ぶ有理子をあざ笑い、瀬島は剥きだされた肛門にゆっくりと嘴管を突き立てていった。

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