夫の罪をネタにされ、絶望的な窮地に堕ちた美人妻。
痛みが、次々に湧き起こってくる快感に変わり、桃色の
陰唇が、ねっとりと糸を引いて……
「どうだ、え? 言うてみい、××してと言うてみい」
「あっあっ、もう言うわ、入れて、は、早く入れて××して!」
秘本の佳作十篇に、美影画伯の図絵を加えて、刺戟は頂点に!
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男はふてぶてしくうそぶきながら、猥雑な腕をのばして、志麻のワンピースの裾をかいくぐりながら、真っ白いパンティのひもをつかんだ。
志麻はもう抗う気力も消えうせ、虚無の世界にただよい流れていた。無作法な男の指先は、もろいパンティをパチンとはじき、ズルッと引きずりおろした。
「今にええ目えして、泣かしたるで……へへへへ……」
凄味のきいた声が、あぶらぎった音をたてて女の耳をかすめた。
苦悶にうめいていた志麻の口から、とうとう細いすすり泣きの声が始まった。そして痛みが、あとからあとから湧き起こってくる快感に変化し、女体の焦点は動悸で高なり、湿ってきた。
「ね、お願い! 内緒にして」
「ね、お願い! 誰にも内緒に……ね、ね!」
「あったり前よ。わいと奥さんだけの秘密ってことよ! へへへッ……ふわふわしたかっこうのええ×××の毛やで」
男は生つばを呑んで陰毛に見入った。
美しい白絹のような太腿は上気して一層輝きを増し、ふくよかな恥丘につづいている。その間からは影のようにひっそりと、まるみのある肉唇が見えた。ほとんどあるかなきかと思われるような、かぼそげな桃色の裂け目が垣間見える。
下着をはぎとられたことを意識した志麻は、観念した。
「ねえ、ほんとにお約束して、主人には……主人には内緒に」
荒木は無言のまま、怒張しきった男根を解き放すかのようにバンドをゆるめ、ズボンと下着を忙しげに足でずり降ろした。
男はかがみこんで志麻の手首を握り、抱き起こして立ち上がらせた。
と同時に、ボクシングで鍛えぬかれた刃剣のような太腕が彼女の膝下をすくいあげ、脚を思いっ切り上げさせ、細い裂け目を無残に割り広げた。