女の体から着衣を剥いでいく、ワンピース、シュミーズ、
ブラジャー、そして海老のように折り曲げた女の腰から、
最後に残った赤いパンティを……
淫水溢れる陰華に指を差し入れ、女の泣き所のサネを
手練の秘技でグリグリ、太腿がさらに広がって、
「たまらないわ、ああ、いい、もう入れて、入れて」
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「ウ、ウーン、ああいいわ、いいわ……あっ! もういや」
由利の巧みな愛技に女は呻き声を出しながら、身体を突っぱらせてベッドの上に仰向けに倒れた。
「ああ、もういきそうだったの……ねえ、後生だからもう入れてよ」
と言いつつ豊かな両腿をグッと広げる。
陰門は男の眼の前にクローズアップになった。由利はゴクリと生唾を呑みこんで、淫水に濡れて生々しいまでの暗紫色の陰門と、包皮をはじき飛び出して心なしかピクピクと動いているかのような勃起した陰核にじっと見入った。やがて、由利ははやる心を押し鎮めながら、淫欲に燃えたぎる女の身体の上に重なり、じわじわと亀頭を押し入れた。
すると女はハッと息を引き、腕を由利の首に巻きつけ、開いた両太腿で男の腰を抱擁するようにからみ、豊かな尻を持ち上げたので、吐淫で潤いきった膣内へ何の造作もなくズブリと一気に陰茎の根元まで没入してしまった。ぬるぬるとした柔らかな陰肉が陰茎のまわりにからみつき、膣口で陰茎の根元を喰いしめ、子宮では亀頭を吸いつくす。男を知りつくした三十年増女の激しさと技巧など……ドンファンをもって自任する彼も初めて体得する性技だった。
「ああ……あたし、もう気が遠くなりそう……ああいいわ……いいわ、あんたもよくって」「ああ、僕もいいよ」
「ねえ、あたしを上にして気をやらせて、ね、いい?」
「茶臼でやるのかい……いいとも」
と言いながら陰茎を抜いて仰向けになると、女はすばやく由利の身体に太腿を開いて乗り上がり、もの凄く硬直しきった亀頭を陰門に当てがって、身体の重みをかけてズブズブと根元まで押し入れた。
「あら、ちょっと待ってね」
と、女はいったん根元まで押し入れた陰茎をすっぽり抜くと、枕を二つに折って由利の腰の下に当てがう。
「どう? こうすると腰が高くなってとっても具合がいいのよ」
「君もなかなか達者だな。経験者は語るか……」
「お馬鹿さんね、妬くんじゃないわよ、でも一緒に気をやってね」
上から押せば下から持ちあげ、腰を押しつけて尻で「の」の字を書くように回す。
虚々実々の秘術をつくして腰を使いはじめた。そのたびに亀頭が張って、左右に子宮口をコツコツグリグリとたたかれると、女も気持ちのよさが骨身にこたえてきたのだった。