芦川悠子の熟れた女体から、男を唆すフェロモンが放たれているのか。25歳、慎ましい教師生活に悲劇が襲う。凌辱鬼に棲みつかれて奴隷調教。あげくに教頭までがハイエナの如く近づく。彼女は必死で逃げた。だが半年後、逃げのびた町で復職した悠子に不良高校生の毒牙が。そして再びあの野獣たちが迫ってきたのだ。
(挿画 楡畑雄二)
ゆうこ(25歳)女教師
本編の一部を立読み
「こういうのもスリルがあっておもしれえだろ、先生。いい気持ちにしてやるからよ、喜びすぎて声を出すなよ」
富山や大岩、橋田も悠子の太腿や双臀に手を這わせたり、唇を吸いつかせたりしはじめる。
「ううっ、くう……」
悠子は自分のブラウスに歯をかみ合わせて声を出すまいと耐えた。
狭いトイレのなかで下半身を剥きだしにされ片足を鬼島の肩へかつぎあげられたまま、取っ手でいたぶられているのだ。死んでも生徒たちには見せられない姿だった。
いや、こんなところで……ああ、ど、どうしよう……。
悠子の狼狽とは裏腹に、女体は早くも敏感なまでに反応を見せはじめた。
「フフフ、濡れてきたぜ、先生。こんな時に感じるとは、先生もたいしたもんだぜ」
鬼島は上眼づかいに悠子の反応をうかがいながら、さらに取っ手をあやつっていく。悠子の敏感すぎるほどの反応に、舌を巻く思いだった。
「う、ううっ、くうっ」
悠子は必死に耐えている様子だった。それでも押し殺したうめき声がもれ、のけ反るように女体がくねる。
ようやくトイレから人の気配がなくなると悠子は耐えきれずに、泣き声をあげた。
「ああ、そ、そんな、やめて……」
「やめてと言ったってよ、身体のほうは絡みついてくるぜ、先生」
鬼島はひときわ深くえぐりながら笑った。グイグイとえぐるのだ。そのたびに鎖が、ジャラジャラと鳴った。
「も、もう、やめて……授業があるんです、早く、早くすませて……」
「ヘヘヘ、少しぐらい遅れたってどうってことねえだろ、先生」
「早く授業に行きてえなら、もっと気分を出して、早く満足することだぜ」
鬼島は取っ手の動きを一段と速めた。溢れでる果汁ですべりがよく、驚くほどなめらかだった。富山と橋田も、悠子の双臀から太腿へと指を這わせつづけた。大岩はいつの間にか、悠子のブラウスの前をはだけて乳房を剥きだしにし、しゃぶりついていた。
「気持ちいいんだろ、先生」
「そ、そんな……」
せっぱつまったように、悠子の泣き声が高くなっていく。授業がはじまるベルが鳴った。だが、そのベルも聞こえないように、悠子は全身をのけ反らせて泣き悶えていた。