肛虐魔、鬼頭と氷室の毒牙は美貌の女医・森下慶子にまで伸びていく。実験用の牝として監禁された地下室で、生贄解剖台に緊縛され嬲りまわされる熟れた肉体。凶悪な肉棒が、浣腸ノズルが、後ろから前から襲いかかる。屈辱と苦痛が快楽を呼ぶマゾヒズムの毒に蝕まれ、ついに女医は29歳の媚肉を甘く濡らしはじめた!
(挿画 楡畑雄二)
けいこ(29歳)女医
みえこ(25歳)人妻
ひとみ 人妻
本編の一部を立読み
「ああ、こんなことって……ひどい……あんまりです……」
慶子は一方の手で豊満な乳房を隠し、もう一方の手で無毛の股間を隠すようにして、ハイヒールをはいただけの全裸を鬼頭の眼にさらした。片脚をくの字に折って、固く太腿を閉じ合わせる。
自分の診察室で患者みたいに裸身をさらしている屈辱。これから何をされるのかという恐怖。そして荒れ狂う便意。慶子の裸身がブルブルふるえてとまらない。
慶子はシクシクとすすり泣きだした。
「フフフ、なんだ、もううれし泣きか。泣くのは責められてからにしな」
鬼頭はせせら笑ってゆっくりと慶子のまわりをまわった。どこもかもムチムチと官能味あふれた肉づきに、鬼頭の眼がまぶしいものでも見るように細くなった。
思わず涎れをすすりあげて、鬼頭は舌なめずりをした。
「女医にしとくのがもったいねえほどいいからだをしてやがる。たっぷりと可愛がってやるから、この上にあがって四つん這いになりな」
鬼頭は鞭でレザー張りの診察用のベッドの上をピタピタとたたいた。
慶子は唇をわななかせて、おびえた美貌を左右に振った。
「いや、許して……言われた通りに裸になったのですから、これでかんにんして……」
「何を甘ったれたことを言ってやがる。お楽しみはこれからじゃねえか。さっさとしろッ」
そう言うなり、鬼頭は鞭で慶子の双臀をピシッと打った。
「ヒッ……やめて、打たれるのは、いやですッ……」
「言うことを聞かねえからだ」
ピシッ……また鞭が白くシミひとつない慶子の双臀に弾けた。軽く打っているのだが、それでも慶子を恐怖させるには充分だ。
「か、かんにんして……」
鞭に追われて慶子はレザー張りの診察用ベッドの上にあがると、命じられるままに四つん這いになった。
「もっと膝を開いて尻を高くしろ」
「ああ……」
慶子の両脚が左右に割れ、上体を低くして双臀が高くもたげられた。
「フフフ、それでいい。そのかっこうを崩したら、今度はもっときつい鞭だからな」
鬼頭は慶子をおどしつつ、ネチネチと双臀を撫でまわした。
慶子の双臀がブルブルふるえ、必死に臀丘の谷間を閉じ合わせる。
「もっと尻の力を抜けよ。自分から尻の穴を見せるようにしてみろ」
「ああ、またそんなところを……も、もう、かんにんして……」
「浣腸までさせたくせして、今さら何を気どってやがる」
鬼頭は強引に慶子の臀丘の谷間を左右へ割りひろげた。
剥きだされた慶子の肛門は、荒れ狂う便意を必死にこらえてすぼまっていた。そしておののくようにヒクヒクとふるえを見せた。