姉弟肛虐相姦(上)

すすり泣く標的

著者: 結城彩雨

本販売日:2005/11/10

本定価:734円(税込)

ISBN:978-4-8296-7511-3

「奥さん、気をやりたいんだな。弟が覗いてるのに」人妻まゆみが堕ちたのは、弟の同級生たちに女体を嬲り抜かれる屈辱の肛虐地獄。汗に光る白い裸身、媚肉を割って律動するドス黒い肉棒、肛門に押し入る張型。「かんにんしてっ……弟の目の前でだけは、許して」まゆみは知らない、淫魔が狙う姉弟相姦のシナリオを。

(挿画 楡畑雄二)

登場人物

まゆみ(26歳)人妻

さえこ 女子大生

本編の一部を立読み

和室の戸がわずかに開いているのに気づき、純一はふるえる足で近づき、そっとなかをのぞきこんだ。

心臓が高鳴ってはじめは何も見えなかったが、やがて裸の黒川たちの姿が見えた。

そして黒川たちに取り囲まれるようにして、姉のまゆみの姿があった。

「あ……」

思わず驚きの声をあげかけて、純一はあわてて声をかみ殺した。

黒川たちの間でチラチラ見える姉のまゆみは一糸まとわぬ全裸で、右足首に右手首、左足首と左手首というようにそれぞれ縛られて、鴨居からあおむけに吊られていた。

寺島が、開ききったまゆみの太腿の間に腰を入れるようにまとわりつき、乳房には大沢と黒川の手が這い、木戸はかがみこんで何やらモゾモゾとやっている。

(姉さんッ……)

純一は恐ろしいものでも見たように、あわてて眼をそらした。

だが、すぐにまた眼が吸い寄せられるように姉のほうを向いてしまう。ハアハア息が荒くなった。姉があんなふうに嬲りものにされていたなんて。

(姉さん、僕のせいで……許してくれ)

胸の内で泣きながら詫び、純一は釘づけになったようにまゆみから眼が離れなかった。

姉があげる泣き声やあえぎが、いちだんと露わになった。黒川たちの間で見え隠れする白い裸身も、うねりが激しくなる。

「ああ、あうッ……これ以上いじめないで、ひと思いに……ああ……」

「可愛いことを言うじゃねえか、フフフ、尻の穴のものがよほど効くらしいな」

「あ、あ……いかせて、ひと思いに……お願いですッ……」

「へへへ、まだだ、奥さん」

あざ笑う声とともに、寺島の腰が急にとまるのが純一に見えた。

「い、いやあッ……意地悪ッ……ああ、どうしてなの……」

姉のまゆみの泣きじゃくる声、次の瞬間、泣き声がにわかにうわずり、悲鳴が入り混じった。

「ああ、それは……もう、もういやあ……あ、あ、たまんないッ……ひッ、ひッ……」

何をされているのか。純一は思わず眼を見張った。

木戸が引きだしたソーセージを再びまゆみの肛門へもぐりこませているのだが、寺島が邪魔になって純一には見えなかった。

「感じるんだろ、奥さん」

「ああ、感じます……ですから、してッ……最後までいかせて……」

「何が感じるか、はっきり言うんだ」

「ま、まゆみの……お、お尻の穴、感じます……ああ……」

そう言うしか、まゆみはこの苦しみから逃れる術はなかった。これ以上焦らされたら、本当に気が狂ってしまう。

(お、お尻の穴って……姉さん……)

純一は思った。姉のまゆみは肛門に何かいたずらされているのか。見えないだけに、よけい何をされているか気になった。

そんなことを考えているうちに、今度は寺島にかわって大沢がまゆみにまとわりついていく。

「ああッ……いい……」

まゆみは裸身を揉み絞るようにして喜悦の声をあげた。狂ったように腰を揺すり、押し入ってくるものをとらえつくそうとする。

「へへへ、すごいな、奥さん。こんなところを亭主が見たら、大変だぜ」

「だってッ……ああ、だって……」

まゆみはもうわけもわからないように、あられもないことを、よがり声混じりに口走った。

さっきからずっと肛門のソーセージを出し入れされ、そのたびに男たちが入れかわって、何度となく絶頂近くまで引きあげられては引きずりおろされる。そんな、苦しみを、味わわされていた。

「してッ……お願い、今度こそ最後まで、してくださいッ……」

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