「奥さん、気をやりたいんだな。弟が覗いてるのに」人妻まゆみが堕ちたのは、弟の同級生たちに女体を嬲り抜かれる屈辱の肛虐地獄。汗に光る白い裸身、媚肉を割って律動するドス黒い肉棒、肛門に押し入る張型。「かんにんしてっ……弟の目の前でだけは、許して」まゆみは知らない、淫魔が狙う姉弟相姦のシナリオを。
(挿画 楡畑雄二)
まゆみ(26歳)人妻
さえこ 女子大生
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和室の戸がわずかに開いているのに気づき、純一はふるえる足で近づき、そっとなかをのぞきこんだ。
心臓が高鳴ってはじめは何も見えなかったが、やがて裸の黒川たちの姿が見えた。
そして黒川たちに取り囲まれるようにして、姉のまゆみの姿があった。
「あ……」
思わず驚きの声をあげかけて、純一はあわてて声をかみ殺した。
黒川たちの間でチラチラ見える姉のまゆみは一糸まとわぬ全裸で、右足首に右手首、左足首と左手首というようにそれぞれ縛られて、鴨居からあおむけに吊られていた。
寺島が、開ききったまゆみの太腿の間に腰を入れるようにまとわりつき、乳房には大沢と黒川の手が這い、木戸はかがみこんで何やらモゾモゾとやっている。
(姉さんッ……)
純一は恐ろしいものでも見たように、あわてて眼をそらした。
だが、すぐにまた眼が吸い寄せられるように姉のほうを向いてしまう。ハアハア息が荒くなった。姉があんなふうに嬲りものにされていたなんて。
(姉さん、僕のせいで……許してくれ)
胸の内で泣きながら詫び、純一は釘づけになったようにまゆみから眼が離れなかった。
姉があげる泣き声やあえぎが、いちだんと露わになった。黒川たちの間で見え隠れする白い裸身も、うねりが激しくなる。
「ああ、あうッ……これ以上いじめないで、ひと思いに……ああ……」
「可愛いことを言うじゃねえか、フフフ、尻の穴のものがよほど効くらしいな」
「あ、あ……いかせて、ひと思いに……お願いですッ……」
「へへへ、まだだ、奥さん」
あざ笑う声とともに、寺島の腰が急にとまるのが純一に見えた。
「い、いやあッ……意地悪ッ……ああ、どうしてなの……」
姉のまゆみの泣きじゃくる声、次の瞬間、泣き声がにわかにうわずり、悲鳴が入り混じった。
「ああ、それは……もう、もういやあ……あ、あ、たまんないッ……ひッ、ひッ……」
何をされているのか。純一は思わず眼を見張った。
木戸が引きだしたソーセージを再びまゆみの肛門へもぐりこませているのだが、寺島が邪魔になって純一には見えなかった。
「感じるんだろ、奥さん」
「ああ、感じます……ですから、してッ……最後までいかせて……」
「何が感じるか、はっきり言うんだ」
「ま、まゆみの……お、お尻の穴、感じます……ああ……」
そう言うしか、まゆみはこの苦しみから逃れる術はなかった。これ以上焦らされたら、本当に気が狂ってしまう。
(お、お尻の穴って……姉さん……)
純一は思った。姉のまゆみは肛門に何かいたずらされているのか。見えないだけに、よけい何をされているか気になった。
そんなことを考えているうちに、今度は寺島にかわって大沢がまゆみにまとわりついていく。
「ああッ……いい……」
まゆみは裸身を揉み絞るようにして喜悦の声をあげた。狂ったように腰を揺すり、押し入ってくるものをとらえつくそうとする。
「へへへ、すごいな、奥さん。こんなところを亭主が見たら、大変だぜ」
「だってッ……ああ、だって……」
まゆみはもうわけもわからないように、あられもないことを、よがり声混じりに口走った。
さっきからずっと肛門のソーセージを出し入れされ、そのたびに男たちが入れかわって、何度となく絶頂近くまで引きあげられては引きずりおろされる。そんな、苦しみを、味わわされていた。
「してッ……お願い、今度こそ最後まで、してくださいッ……」