人妻と家庭教師

著者: 結城彩雨

本販売日:2007/02/10

本定価:996円(税込)

ISBN:978-4-8296-7521-2

シチュエーション

緊縛され露わになった股間に咲く女花、隠花、菊花。羞恥と恐怖に慄え泣く美しき人妻の剥き身は、真面目な大学生梅原の獣性を呼び覚ました。家庭教師の特権をいかしてついに獲得した女体を、どうやって玩弄しつくすか、蹂躙しきるか。露出調教、大量浣腸、集団肛姦……淫獣の妖しい妄想は果てしなく膨らみ続ける。

(挿画 楡畑雄二)

登場人物

えみこ 人妻

本編の一部を立読み

「お願い、知らせないで……梅原さん」

「でも、なぜなんです。こんなめにあわされたんですよ」

梅原はしつこく聞いた。

「……こ、こんなことが夫に、夫に知られたら、わたし……」

生きていけない、と言って、江美子は泣きだした。

やはり、江美子は夫に知られるのを極度に恐れている……。そう確信すると、梅原は江美子の弱みを握ったようで、急に自信のようなものが湧きあがってきた。

犯れ、犯ってしまうんだ。この機会を逃がしたら、もう奥さんは抱けないぞ。どうせ奥さんは、誰にも言えやしないんだ……。

梅原は自分の心に言いきかせた。もう、理性などというものは、どこかへふっとんでいた。

「奥さん、警察には連絡するのをやめます」

梅原は江美子の前にかがみこんだ。開ききった太腿の間を、首をのばしてのぞきこむ。

「すごいなあ……奥さん、いったい何人に犯られたんです。ビチョビチョじゃないですか」

さっきまでのオドオドした態度は消えていた。自分でも驚くほど、大胆になれた。太腿に手を置く。

「ひッ」と江美子が悲鳴をあげた。

「いやッ、梅原さん……見ないで、見てはいや! いけないわ」

「見るなと言われても、こうパックリと剥きだしではねえ」

「見ないでッ……縄を、縄をほどいて!」

江美子は泣き顔を振りたくり、身体を揺すってもがいた。

羞恥に打ちひしがれている江美子を見ていると、梅原は鬼木たちが変態的な行為をしたがる気持ちが、わかる気がした。江美子をいじめてみたいという欲望にかられるのだ。

梅原は鬼木たちが放置していった洗面器を取りあげた。江美子の身体から排泄されたものが入っていると思うと、異臭も気にならなかった。

「これは……奥さん、何をされたんです。こんなものをひりだすなんて」

梅原は意地悪く、洗面器をチャプチャプと鳴らしてみせた。かなりの量だ。

「いやッ、見ないで……」

江美子はそう叫んだだけで、あとはかぶりを振ってすすり泣くばかりだった。自分の排泄したものを梅原に見られ、江美子は羞恥と懊悩に打ちひしがれて、肩を震わせて泣きじゃくった。

その泣き顔が、梅原の男の性をどうしようもないまでに昂らせる。もう我慢できなかった。一刻も早く、江美子を抱きたかった。

梅原はズボンを脱ぎ捨てると、

「奥さんッ」

そう叫んで、江美子の上におおいかぶさっていった。

「ひいッ! いやあ……」

江美子の唇から驚愕の悲鳴がほとばしった。

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