成熟した人妻の香りは、これほど男を狂わせるのか。
屈辱に灼かれつつ敏感に反応する秘唇がたまらない!
心とは裏腹に妖しい快美に蕩けゆく美臀が愛おしい!
邪悪な罠に囚われた最高の人妻・市村弘子。肛虐調教
の終着点は横沢の地下研究所――神をも恐れぬ、悪魔
すら震える、人類史上最悪の凌辱鬼が待ち構えていた。
(挿画 楡畑雄二)
ひろこ 人妻
えみこ 人妻
本編の一部を立読み
「い、いやあッ……触らないで、触ってはいやあ……」
「このくらいでいやがってちゃしようがねえぜ、フフフ。もっとも、いやがってくれたほうが、責めがいもあるけどな」
そう言うなり、黒岩は我慢しきれなくなったように、女の肉の合わせ目に唇を押しつけた。
「ひいッ、なんてことするのッ……いや、いやあッ」
弾かれたように弘子は、けたたましい悲鳴をほとばしらせた。愛する夫にさえ、許したことのない行為だ。それをどこの誰ともわからぬヤクザ者に……嫌悪と汚辱感に、弘子は全身を震わせて泣きじゃくった。
ベチョという黒岩の唇の感触に、いやでも震えが走る。身体中の美肌が蒼ざめ総毛立つ。
黒岩は唇で吸いついたまま、うわ眼づかいに弘子の反応をうかがうと、舌先をチロチロ動かしはじめた。肉の合わせ目へ舌先を潜りこませ、肉襞を舐めはじめたのだ。
弘子は、ひいッと暗くいいようのない声をあげて、顔をのけ反らせた。
「ひ、ひッ、やめて、やめてッ」
「フフフ、いい匂いをさせやがる。味のほうもいい……たまらねえぜ、奥さん」
一度唇を離し、弘子の顔を見あげた黒岩は、ニヤッと笑うとさらに強く吸いついていく。艶熟した女の匂いと味に、黒岩は夢中でしゃぶりついては舌を動かした。
「い、いやあッ、離れてッ……そんなこと、狂ってるわ、やめて、やめてッ」
顔をのけ反らせ、乳房をブルブルと震わせて、弘子は泣きじゃくった。
その乳房を、木島がいびりだした。弘子の左足首をつかんで持ちあげたまま、タプタプともみこんでは乳首をしごく。弘子の乳房は思った通り、ひどく敏感だった。指先で乳首をつまんで擦ってやると、すぐにふくらんできた。
黒岩の舌にも、弘子の変化がわかる。肉襞が収縮を見せ、甘い女の果汁が舌にしみひろがってくる。それが黒岩の唾液と入り混じってグチュグチュと音をたてた。黒岩は弘子の双臀を撫でまわしながら、女の果汁を吸いとろうと舌ですくいあげ、舐めまわす。
「あ、ああッ、そんな……いや、そんなことはいや、いやよッ……」
「感じてるんだろ、奥さん」
弘子の全身が、白い透き通るような肌から薄いピンクへと色づいてきた。乳房を揉みこむ木島が意地悪く顔をのぞきこんでも、弘子はのけ反ったまま、
「いや……いやあ……」
うわ言のように口走るだけである。
「たまらねえな……犯りますか、兄貴」
溜め息まじりに木島が言った。