美しき人妻には、束の間のバカンスさえ許されないのか。
南国で夫の取引先の凌辱鬼に女体すべてを貪られる奈津子。
その美貌ゆえ旅先で出逢った青狼たちに狙われる理奈子。
水着を引き裂かれ、美肉を剥かれ、裏門の奥まで暴かれ、
ついには愛する夫の眼前で大量の浣腸液を注がれる……
幸せな家庭を壊しつくす、非道すぎる酷すぎる肛虐地獄!
(挿画 沖渉二、椋陽児)
なつこ 人妻
りなこ 人妻
本編の一部を立読み
「いやッ、指を、指をどけてッ」
「フフフ、しめつけてきやがる。この分じゃ浣腸が楽しみだぜ」
茂野は、理奈子の耳元でささやくと、ポケットからイチジク浣腸を三つ取り出した。
「か、かんちょうですって……」
「ああ、奥さんをひと眼見た時から、いつかは浣腸してやろうと思って、こいつをいつもポケットに入れていたんだぜ」
気の遠くなるような茂野の言葉だった。
「そ、そんな、絶対にいや、ゆるして」
理奈子は、小さな声ですがるように言った。
浣腸される――それも気づかないとはいえ愛する夫の目の前で。理奈子は、心臓がすうっとちぢまのを感じた。
「今夜、抱かれるわッ。だから浣腸は許して、浣腸だけはいや」
「へへへ、あいにく俺は奥さんのお尻の方が興味があるんだね。浣腸すれば、奥さんもその味が忘れれなくなるぜ」
「あ、ああッ、ゆるして……」
理奈子は、自分のアヌスに異常なまでの興味を示す茂野の変質性を思い知らされた。
「へへへ、浣腸するぜ」
茂野は、ゆっくりとイチジク浣腸を押しこみながら笑った。
「ううッ、あなたッ」
初めて味わうおぞましい感触に、理奈子は顔をのけぞらせ、あえぐように唇を開いた。激しく顔をふる理奈子の腸内に、冷たい溶液がチュルチュルと送りこまれてきた。
ああ、入ってくる……も、もうだめ……。
ジワジワと注ぎこまれるおぞましさに、理奈子は絶望の底へ落ちこんでいった。
「へへへ、なんて顔しやがるんだ。まるであの時のような顔だな。ゾクゾクしてくるぜ」