やめて、私には夫がいるの……あなた、助けて……
脳裏に浮かぶ、愛する夫の面影をあざ笑うように、
88センチの熟れた乳房を揉まれ、瑞々しい秘唇を晒され、
夫さえも触れていない、尻肉の最奥までが露わにされる。
「たまらないな、25歳の身体から漂う新妻の匂いは……」
結婚一年目、幸福な人生を絶望に塗り替える黒い肛虐!
(挿画 桐丘裕詩)
はつみ(25歳)人妻
本編の一部を立読み
し、してッ……ああ、何か入れて……。
相手が弟であることも忘れて、初美はよがり叫びたくなる。だが、すぐに我が身のあさましさにハッと気づいて、あわてて打ち消すようにかぶりを振った。もう初美の媚肉と肛門は、溢れでたものと唾液にまみれ、しとどに濡れそぼって発情した牝さながらだった。いじりまわされ、舐めまわされればされるほど、媚薬はその猛烈な効きめを発揮する。
「フフフ、したいか」
竜二が初美に向かって聞いた。初美は激しくかぶりを振ったが、正幸はガクガクうなずいた。
そんな、だめッ……それだけは、正幸ッ、いけないッ……。
「よし、それじゃつながらせてやろう」
「ひとつ秘密クラブ方式といこうじゃないか。正幸君、女の脚の間に裸になってあお向けになるんだ。フフフ」
金井と竜二がニヤニヤと笑って言うと、正幸はいそいそとズボンを脱ぎ、下半身裸になって初美の両脚の間にあお向けに横たわった。
いや、いやあッ……そんな恐ろしいこと、人間のすることじゃないッ……。
猿轡を涙でグチョグチョにして、初美は泣き叫んだ。
「フフフ、うれしいか、初美。どっちでつながりたいんだ。オマ×コか。それとも尻の穴か?」
「いずれにせよ、できるだけ深くつながらせてあげますよ、初美さん」
左右から囁きながら、竜二と金井は初美を天井から吊った後ろ手縛りの縄をゆるめた。そのまま正幸の上へしゃがませていくのだ。
「せっかくだから、初美さんの色っぽい声を弟に聞かせてやろうじゃねえか。フフフ、うんといい声で泣いて腰を振り合うんだぜ」
いやあッ!……
泣き叫んでも遅かった。竜二の手で猿轡はむごく取り去られていた。
「あ、ああッ」
「ね、姉さん……」
下で正幸の呼ぶ声がした。まるでその時を待っていたかのように、正幸は自分の手で眼隠しを取りはずした。だが、弟は初美を見ても驚くふうでもなく、欲情に眼を血走らせて、若いたくましい肉塊をそそり立たせて初美を待ち受けるのだった。
「ま、正幸!」
「姉さん……姉さんがいけないんだ。僕はずっと姉さんのことが好きだったのに、ほかの男と結婚なんかするからだ」
信じられない弟の言葉だった。弟までけだものたちとグルなのか……。
「あ、あ……」
初美は言葉が出なかった。実の弟とつながらせるべく、少しずつ身体をおろされていく。