腕のなかで震える由加の裸身には処女の香り。
実の娘を破瓜させることに無上の幸福を感じる男。
秘唇に舌を這わせると愛人だった母を彷彿させる美味。
男を父親とは知らない少女に獣欲は高ぶり、狂う。
最大の禁忌が破られる時、倒錯した想いは、
さらなる相姦、二人の姉、麻美、絵里を求めて動きだす……
ゆか(18歳)女子学生
あさみ 姉
えり(20歳)妹
みか(42歳)実母
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とうとう、由佳は自分でブラウスのボタンをみんなはずしてしまった。
フレアのついたブラウスが捨てられた。白い上半身が見えた。前合わせのブラジャーでかたちのいい乳房がきっちりとまもられていた。
彼は瞼を閉じたくなった。
すでにして眩しい。
そっと眼で撫でただけだったが、背恰好も、腰の丸味も、由佳の母実花にそっくりだった。
実花が若い娘にかえり、その美しい裸身を彼に見せつけようとして、いま大胆なポーズをとっている。
それは彼もしらない実花の若いときの姿であった。
もう下着だけになっていた。由佳の手が、前合わせのブラジャーのホックにかかっている。白い胸の谷間にすでにして彼は眼を討たれていた。
由佳は……無邪気な少女になり、すべての着衣を捨てた。
甘い香りを雄之介は嗅いだ。それは由佳の若さが放つ体臭であった。
「さあ、由佳、お前はもうベッドの上に身を投げるのだ。これからその美しい肢体をわたしに余すところなく見せるのだよ」
と、雄之介は由佳に語りかけた。
彼は由佳の足元に身をおいていた。
眼の前に、白い裸身をさらけ出した処女の体があった。
「ああ……きれいだ」
としか口に出せなかった。
白い肌の輝き、ふくらみのある双つの乳房、そして秘められた部分の黒い毛の飾り……だけが瞬間に視野が入った。この日のために、自分の欲望を制御してきたのだった。何の抵抗もない状態で、雄之介は由佳の裸身をあかず眺めてようと考えていた。
いま、その望みが叶ったのだ。
ベッドの上で、由佳はすべての恥かしさを忘れて眠っていた。彼は観察者の目になった。
肌の白さが、乳首の赤味を際立たせていた。乳首そのものは小さい。小指の先ほどの大きさだった。その部分だけが少女のものに思われた。
由佳の、ふっくらとした腰の線にも魅せられた。稚なさはあったが、女としての丸味があらわされていた。
いまはただ、視姦の行為にだけ止めるべきだった。雄之介は、由佳の両足首をもち、ソーと左右にと開かせた。由佳が気づいているわけではなかったが、彼はやさしさを示した。
もう、彼の頭の中では、由佳の、ひそみを飾る黒い茂りの表情が見えていた。そこに、実花と同じ飾り毛があることを期待した。生き写しの部分を眼にすること、それは、この夜で再び、死んだ実花と巡り合えることを意味していた。
もう、開かれた由佳の股間が、目の前にはあった。
(ああ、お前は実花だ。顔かたちだけではなく、一つ一つの女らしさの部分もこれほどまでに似た表情であろうとは……)
彼はことばをのんだ。