人妻と家庭教師㊦

著者: 結城彩雨

本販売日:1991/07/23

電子版配信日:2011/11/11

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0383-3

性奴・江美子を得て本物のサディストと化した梅原は、
家庭教師の合間だけでなく、朝に夜に寝室を襲い、
熟れた菊座に異常すぎる責苦を与えつづける。
梅原の狂った野望はさらにふくらむ。
江美子に客をとらせてみたい……。それが、
江美子たちにとって地獄の始まりになろうとは……

登場人物

えみこ 人妻

本編の一部を立読み

「いいならいいと、はっきり言うんだ。牝の心得を忘れたのか、奥さん」
梅原がおおいかぶさって乳房をわしづかみにして、グイグイと円を画くように江美子の腸管をえぐると、
「あ、あうッ……いいッ、いいわあ、お尻をしてくれるから、とってもいいわ」
教えこまれた言葉を口にして、堰を切ったように生々しく身悶えはじめた。恥ずかしい言葉を口にすることで、いっそう妖しく身体が燃えるようだ。
「いいッ、いッ……お尻の穴をえぐってくれるから、とってもいいわ……いッ、あうッ!」
しとどな汗にヌラヌラと光る総身を震わせ、自分からしきりに双臀をうねらせる。
「締めつけやがって……いいぜ、奥さん」
梅原はうなるように言った。
肛姦すればするほど、江美子のアヌスの味わいが増し、ますます魅せられる思いだった。その快美の感触に、嫉妬が入りまじった。いよいよ江美子の夫が戻ってくると思うと、梅原はふくれあがる嫉妬をぶちまけるように、容赦なく責めたてた。
このまま時がとまり、いつまでも肛交の肉欲の世界にひたっていたい……。梅原は屈折した江美子への愛が、嗜虐の快感と嫉妬とともにふくれあがるのを感じた。
「ほれ、どうした。牝の心得を忘れたのか」
「あ、あああ……もっと、もっとして……深く、もっと深く入れてえ、あうッ、あッ」
「そうだ、亭主のことなんか忘れて、牝になりきるんだぜ、奥さん。フフフ、もっと深くだったな、よしよし」
梅原は腰をよじって、付け根まで深々と押し入れてえぐった。
「あッ、あうッ……深い、深すぎるわ……ひッ、ひッ」
江美子は悲鳴にも似た歔き声をあげてシーツをかきむしり、枕をかみしばった。まるでアヌスから口まで、串刺しにされたようで今にも梅原の先端が口から飛びだしてくる錯覚すら覚えた。身体じゅうがメラメラと燃えるようで、この世のものとは思えない肉欲の快美だった。
もう、おぞましさも哀しさも、愛する夫のことさえ忘れた様子で、わけもわからず悦楽の快美に身をゆだね、めくるめく恍惚の絶頂に向けて、のた打ちあえぎはじめていた。
「あ、あああッ、あうッ、梅原さんッ、もう、もう……」
汗まみれの顔をのけ反らせ、白い歯を剥いて江美子はあえいだ。
「う、梅原さんッ……」
「まだだ。自分だけ楽しんでちゃ、しようがないぜ。男に合わせるのが牝の心得と教えたろうが。ええ、奥さんよ」

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