夏子の美肛には男を獣にする魔力が潜んでいるのだろうか。生贄妻・夏子に再びヤクザの魔手がのびてきた。冷二から略奪した夏子をヤクザ達は地下調教室へと連れこみ、情け容赦ない肛門折檻をはじめる。そこへ現われたのは刺殺されたはずの舟山! 地獄の使者は夫と子供まで誘拐して夏子の生きる望みまで奪い去り、肛門娼婦として調教を開始。元同僚の人妻・真樹子も加えて、暴虐はついにクライマックスへ!
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「恋しい亭主が見ているんだ。思いっきり尻の穴を開いてひりだすんだぞ、夏子夫人」
「あ、ああっ……」
最後の気力を振り絞って耐えようとしたがだめだった。冷たい便器が双臀に触れる感覚が、耐えにたえていたものを一気に崩していく。絶望の悲鳴とともに、屈服の激流がほとばしった。いったん堰を切ったものは、もう押しとどめようもなかった。
号泣が夏子の喉をかきむしった。
「す、すげえ……」
十数人もいる男たちのなかから、誰とはなしに声があがった。
夫の友彦の視界をさえぎらないようにして、男たちは顔を寄せ合って、くい入るようにのぞきこんでいる。どの顔も激しい欲情に火照っていた。
「派手に尻の穴を開いて、ひりだすじゃねえかよ。亭主の前だってえのにな」
舟山はへらへらと夏子をからかう。
「亭主に丸見えだぜ。ほれ、そんなに尻の穴を開いて、ひりだす気持ちはどんなものか、亭主に教えてやらねえのか」
壁に鎖でつながれた友彦が、狂ったようにもがいている。さるぐつわをかまされた顔を真っ赤にして、うめいている。
その友彦に向け、津崎は夏子の泣き顔を引き起こし、晒した。
「どうだ。フフフ、夏子のこの気持ちよさそうな顔は」
「浣腸されて、ひりだすのを見られるのがよっぽどうれしいらしいぜ」
津崎と堂島もへらへらと友彦をからかっていく。
夏子は愛する夫と眼が合ったとたん、「ひいっ!」とひときわ高く悲鳴をあげた。
「み、見ないでっ、あなた!……あなた、友彦さん、ゆるして」
あとはもう、なりふりかまわず泣き声をほとばしらせた。
「いい声で泣きやがる」
源三は胴ぶるいしながら、しきりに舌なめずりした。
「もっといい声で泣かせてやるぜ、奥さん。せっかく恋しい亭主が見ていてくれるんだからよ」
舟山は次々とほとばしる激流をニヤニヤとながめながら、そのわずか上方、生々しく晒けだされている媚肉に指を這わせた。
「もう濡れてやがる。フフフ、亭主に見られてるってえのに、感じてやがるとは、やっぱり浣腸好きの奥さんだけあるぜ。牝そのものじゃねえか」
舟山は指先を媚肉に分け入らせた。
肉襞が灼けるように熱を孕み、妖しく色づいてジクジクと甘蜜をにじませている。熟しきった人妻の、こぼれるような艶めきがあふれていた。それでいて、夏子の上品な美貌にふさわしい色合いであり、形であり、さんざん男たちに凌辱されてきたとは思わせない妖美さだった。
「あ、ああっ……やめて」