都合のいい孕ませ肉玩具

「ひっ、いやっ」
　身体自体は華奢な彼の下半身にある逸物を見て、美澄は凍りついた。
　だらりとしている状態でも夫より大きかったのに、さらに太く長く膨張し、竿の部分に血管を浮きだたせながら、隆々と反り返っていた。
「これでたっぷりと突いてあげますから、イカないように我慢するんですよ。麻里さんのためにも」
　一真は動物の角を思わせる巨根におののいている美澄の白い脚を持ちあげ、正常位で挿入体勢に入る。
「ああっ、耐えるわ、ああっ、死んだって」
　気の弱い美澄にしては珍しく、はっきりと口にした。
　ただそれは、夫とのセックスのときには出したこともないような声をあげ続けてしまった自分への、不安の現れかもしれなかった。
「そうです、耐えてください。いきますよ」
　こちらは余裕たっぷりな感じで笑顔を浮かべたあと、傘の大きく張り出した亀頭を膣口に押し込んできた。
「あっ、あああ、いやっ、大きい、ああっ」
　長い間なにも受け入れたことがなかった媚肉が信じられないくらいに拡がり、美澄は肉感的な上半身を大きくのけぞらせる。
（な、なにこれ……こんなの……）
　怒張がそのまま止まるはずもなく膣肉を押し広げながら、どんどん奥に向かって侵入してくる。
　自分の中を埋めつくす巨大な肉の棒に美澄は戸惑った。
「ああっ、いやっ、あああああ」
　心は狼狽しているのだが、快感ははっきりとしている。
　すでに濡れていた膣壁を張り出した亀頭が擦るたびに、腰骨が震えるほどの快感が下半身を痺れさせた。
「さすがは熟女ですね。僕のチ×ポもちゃんと受け入れてくれます。もっと奥にいきますよ」
「えっ、ちょっと待って、あっ、いやっ、あああああ」
　すでに夫の肉棒が入ってきていた深さまで怒張が達している。
　そこからさらに奥を突かれると思うと、美澄は大きな瞳を見開いて震え、上半身をくねらせた。
「ここからは一気にいきますよ。それっ」
　美澄の言葉など聞こえていないかのように、一真は開かれた両脚をしっかりと固定すると、強く腰を前に押し出した。
「ああっ、いやあ、ああっ、はああああ」
　媚肉を引き裂いた亀頭が信じられない深さまで侵入してきた。
　美澄は厚めの唇を大きく開いたまま、巨乳をこれでもかと弾ませながらエビ反りになった。
（なにこれ……どこまで入ってるの？）
　怒張の先端がお腹の辺りにまで達している感覚がある。
　内臓ごと持ちあげられているような圧迫を受けているのに、痛みは感じない。
「あああっ、いやああ、あああっ、ああああ」
　一真はそのまま休まずにピストンしてくる。
　血管が浮かんだ肉竿が、ぱっくりと口を開いているピンクの膣口を激しく出入りし始めた。
「あっ、あああっ、だめっ、あああ、ああああ」
　仰向けの身体の上で、小山のように盛りあがった巨乳がユサユサと波を打って揺れる。
　声を抑えるなどできるはずもなく、美澄はひたすらよがり泣いた。
「これがお義母さんのオマ×コか。ねっとりとしていてたまりませんよ」
　やけに目を輝かせながら、一真は腰を振り続けている。
　その表情が、ずっと美澄の肉体を狙っていたと語っている気がした。
「ああっ、いやっ、奥ばかり、あああ、あああ」
　ただいまの美澄にそんなことを深く考えている力などない。
　拳大の亀頭が膣奥に食い込むたびに、息が止まりそうなくらいの快感が突き抜け、大きく開かれた両脚がビクビクと引き攣った。
（このままだと、ほんとうにイッてしまう……）