人妻は白昼、奴隷に……

著者: 雨宮慶

本販売日:1998/03/23

電子版配信日:2010/01/29

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0808-1

満員電車の中、少年の指がスカートを捲りあげ、
むっちりした太腿から悩殺下着の奧へ忍びこむ。
少年に秘密を知られている由季はあらがえなかった。
秘唇から蜜壺を、菊座まで遠慮なく抉られ、
激しい羞恥と屈辱の中で知った新しい快感……。
麗しき人妻は露出の魔味に惑わされ、痴漢奴隷に……。

登場人物

ゆき(32歳)人妻

えみ(18歳)女子学生

ゆり 女子学生

みつこ その他

本編の一部を立読み

雅人の手がタイトスカートの上からヒップのまるみをなぞるように撫でる。その手を振り払いたくても、そんなことをしてるうちにまわりの乗客に不審な眼で見られたらと思うとそれもできず、由季はされるままになっているしかない。
それをいいことに雅人の手がスカートのなかに侵入してきた。スカートの前から太腿を撫であげてくる。思わず由季は雅人の手を制した。だがその手を雅人につかまれ、雅人の股間に押しつけられた。
瞬間、由季は息を呑んだ。ゾクッとすると同時にカッと躯が熱くなった。由季の手は雅人のズボン越しに硬い突起に押しつけられていた。
雅人の手が由季の下腹部にまで侵入してきて、下着越しに恥骨のあたりを撫でまわしている。パンストとショーツの下の、こんもりと盛りあがった丘とヘアの感触をそうやって確かめているような手つきに、由季は顔が火照った。
それにセミミニのタイトスカートは太腿の付け根のあたりまでずりあがっている。
こんなところを誰かに見られたら……。
そう思うと気が気ではなかった。
あわてて由季は太腿を締めつけた。雅人が股間に手を入れてこようとしている。
わずかに分け入った雅人の指先が、クリトリスのあたりをくじるようにする。甘い疼きに襲われてふっと、太腿を締めつけていた力が抜けて、雅人の手が股間に割り込んできた。
やめて!……と、由季は雅人に懇願し、雅人の股間に押しつけられたままの手を引こうとした。
興奮のためか雅人はぎごちなく笑い、由季の手を離そうとしない。いきなりギュッと、由季の股間に入れている手で秘めやかな部分をつまんだ。
瞬間、由季は喘ぎそうになって顔をそむけた。すると股間の雅人の指が、いやらしい動きをしはじめた。クレバスを繰りかえし掻くようにしている。
由季はうろたえて腰をもじつかせた。まわりの乗客が気になって抵抗といえるような抵抗はできない。しかもそうやって下着越しに刺戟されていると、もどかしいような性感をかきたてられてよけいに感じやすくなってしまう。身ぶるいするような疼きに襲われて由季のほうも、とても拒もうとしているとはいえないいやらしい腰つきになる。
そのとき雅人の手が股間から出ていき、さらに上に這いあがってきた。パンストをつかんで引きさげると、そのなかに手を入れ、そのままショーツのなかにまで滑り込ませてきた。
由季は狼狽しきって雅人を見、それだけはやめて!……と、哀願する表情でかぶりを振った。だが雅人は由季を無視し、硬い表情でまわりを見まわすと、ヘアに触れている手を股間にこじ入れようとする。
由季は必死に拒んだ。が、さきほどと同じように雅人の指がクレバスの上端のあたりまで分け入ってくるのは拒みきれない。その指先でクリトリスのあたりをこねまわされると、それでなくても感じやすくなっている由季は、たちまち太腿を締めつけていられなくなった。
「グショ濡れじゃん」
雅人が由季の耳もとで囁き、クレバスを指の腹で緩やかにこする。
由季のそこはもうはしたないほど濡れていた。ヌルヌルした感覚と一緒に躯がふるえそうになる性感をかきたてられて、由季は声を殺すだけでせいいっぱいだった。
口を開けていなければ息ができない。ぞくぞくする性感と一緒に口を突いてでそうになる喘ぎ声をかろうじて息にして吐く。同時に何事もないかのような表情を必死に装い、まわりの乗客に怯えた視線を走らせる。
たまらなくなりそうな快感。ほかの乗客に見つかるのではないかという恐怖。
その二つがない交ぜになって気を失いそうになりながらも、由季の腰は雅人の指の動きに合わせて小刻みにいやらしく律動している。

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