熟母【うれはは】

著者: 天城鷹雄

本販売日:1989/08/23

電子版配信日:2012/03/09

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0269-0

爛熟の肉体に迫る息子の剛直を、

肛交で満たす、背徳の熟母、美佐子と紗織。

禁断の行為に身を委ね、母が柔肌を晒す時、

人妻、未亡人、それぞれの境遇から女は、

恥辱、痴獄の近親相姦の奈落に堕ちる……

美しい母の性が淫れきる、危険な夜!

登場人物

みさこ 人妻

さおり(36歳)未亡人

いよ 女子学生

ゆきこ 実母

本編の一部を立読み

シャンデリアの照明は、こうこうとしてベッドのうえの二人の裸形を照らしている。

「アバラ骨までも美しい」

信也がそう言って、美佐子の肉の薄い透きとおるような白い肌色をした脇腹をすっーと撫でた。くすぐったさに笑って美佐子は身を縮めたが、その脇腹にも性感帯がひそんでいることを美佐子は気づかされていた。

「信也……ねぇ、シンヤ……」

美佐子は情感のこもった声で呼びかけた。

「勉強して、K大の工学部パスしてね。ぜったいパスしてね。そして大学生になったら母さんとのこんな関係、キレイに忘れて、信也……」

信也はうなずいたが、うわのそらのような感じで、母親の白い腕を撫でさすり、その白い細腕を持ち上げた。

「ワキ毛、見せてくれ」

「いやだわ、シンヤ……」

美佐子は羞恥した。

灯を受けて黒いワキ毛が鋭く光っている。かなり濃い茂みで、針のように鋭くキラキラしている。薄い恥毛の柔らかさとは異なって硬い毛の感じだが、しかし、さわってみるとしなしなとしている。毛よりももっと、腋<えき>窩<か>の白い皮膚が柔らかだった。皮膚というよりヌメ白い薄い膜の感じだ。

「やめて。くすぐったくてたまらないわ」

「母さんは愛の女神だ。その愛の女神のすべてを見るんだ」

「バカ。くすぐったいの。女神も腋の下はただくすぐったいだけ。やめなさい。お腹へったでしょう。母さん、疲れてるけどがんばってスタミナ料理作ってあげる」

「いいんだ、メシなんか、ほんとに」

信也の目がぎらついている。また、昂ぶってきたのだ。美佐子の髪を乱している青白い顔を、光った眼でじっとみつめている。美貌の母の黒髪の乱れも、頽廃の香りを漂わして妖艶だ。

「いじらしてくれ」

信也は濁った声を吐くと、またも美佐子の女陰をなぶりだした。

「もうたくさん、やめて」

美佐子の目に恐怖の色がゆれた。

膨れあがり、赤くただれているクリットを美佐子は指弄される。オモチャにされて嬲愛されるのだ。

「ああ、ううっ……やめて、もうしないで……これ以上されたら死……死んでしまう……あっ、あァ、くうう……いじらないで、そこだめ、いじらないで、たくさんっ、もうたくさん!」

愛液が誘い出され、たっぷりと潤んだその女陰を口で吸われると、美佐子は体に電流が走り、足をまっすぐに突きのばし、その反り曲げた爪先を痙攣させながら叫んでいた。

「入れて……入れてちょうだい……メチャメチャにしてちょうだい……ああっ、もうどうなっても……どうなってもいいのよ」

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