相姦の血脈

母と息子・義父と美娘

著者: 結城萌

本販売日:2005/12/23

電子版配信日:2007/11/29

本定価:660円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1398-6

和也も、和也の××もママだけのものよ……。

わたしの一番大事な人は、お義父さんだけ……。

理性と罪悪感の狭間で揺れ動く二組の親子。

白い指先、悩ましい朱唇、震える媚肉……。

婚約者より禁断の肉と倒錯愛に溺れる「近親姦」

運命に狂う四人が行き着くのは、地獄か? 楽園か?

登場人物

りな(23歳)看護婦

しおり 実母

本編の一部を立読み

「ねえ。気持ちいい、和也!?」

「ああ。すごく、気持ちいいよママァ」

和也は呆けた声を出していた。七年という時空を超えて甦った官能の業火に焼かれて、理性を失くしていたのだ。罪悪感も倫理感もなく、目の前には快美な世界だけが果てしなくひろがっていたのである。

まといついてくる秘肉の柔らかさと、しっとりとした感触が、高校時代の記憶を思い起こしてくれた。和也は激しく下腹部を突きあげてペニスを抽送した。

「ああん。これよ、これ。和也がわたしのところに帰ってきたァ……ハァハァ」

呼応するように、上体をゆらゆらと揺らしながら、志織は妖しく腰をくねらせている。

「理奈よりもいいでしょう。わたしのほうが何倍も」

「うん。やっぱり、ママが最高だよ」

「よかった。和也が気づいてくれて」

満足そうにうなずいて、志織は激しく腰を振りたてている。

もう少しで、完全に昔に戻りそうになりながらも、和也はかろうじて自己を取り戻していた。

ママは最高だけど、でも、やっぱり終わりにしないと……。

そんな意識だけは、しっかりと残していたのである。

禁断と官能の狭間のなかで、和也の心は激しく揺れ動いたのだった。

「ああ、和也……」

蜜が溢れて、抽送のたびにグチョグチョと卑猥な音が響く。和也の縮れた剛毛は、したたり落ちた蜜液にまみれ、ぬめぬめと白く濡れ光っている。

「ママ……」

和也が激しく下腹部を突きあげてピストン運動を速めると、蜜音も志織の喘ぎ声も大きくなっていく。

「和也。ママ、イキそうよ、ああん」

「おれもだよ、ママ」

「イッて。一緒にイッてぇ!」

切なげな声で訴えて、志織の腰の動きも速くなっていった。

「ママァ!」

熱した精が勢いよく、秘芯に向けて噴きあげる。

「ああああっ。イクイクーッ……」

上体を大きくのけ反らせて、志織はオルガスムスへとかけあがっていった。

「はあーっ」

和也の体に凭れかかるように突っ伏した志織の表情は陶然としていて、快美な余韻を残していた。

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