初恋の女の娘

　いつも自分が寝ている布団の上に、かつて恋い焦がれたひとと瓜二つの少女が横たわっている。
それだけでも信じられないのに、その娘が教え子という事実に、龍弘の思考が追いつかない。
「先生、ごめんなさい」
脱がされるのは恥ずかしい、と、凛々花は自分でセーターとスカートを脱ぎ、今はブラとショーツだけになっている。龍弘もトランクス一枚の半裸だ。
「なにがだ？」
「マ……じゃない、先生が好きだったって人と比べてその……胸が小さくて」
両腕で胸を隠しながら、凛々花が小さな声で答える。
卒業アルバムに依子のバストサイズまでわかるような写真があったろうかと頭の片隅で思いつつ、その細い手首を掴み、優しく胸から外す。
「バカ。そんなの気にするものか」
少女のコンプレックスを気遣うように、そっとブラの上から膨らみに触れる。
「男はな、乳の大小に興奮するんじゃない。重要なのはそれが誰の乳かだ」
「で、でも先生だってホントは……はあぁ」
少女の懸念をほぐすべく、龍弘は左右の乳房への愛撫を開始した。
恐怖心を抱かせないため、まずは下着越しのタッチで処女の反応を窺う。
「ああ……ダメ……小さいのに……んん……先生、ダメ……ぇ」
口ではダメと繰り返しているが、凛々花は龍弘を拒まない。それどころか白い肌はうっすら紅潮し始め、無意識にだろうがわずかに腰がうねり、シーツに小さな皺を作っている。
「ずらすぞ」
タイミングを見計らい、少女の膨らみをガードしていた下着を外す。
「は、恥ずかしいです……ああン！」
反射的に隠そうとした凛々花よりも先に乳房を手のひらで包む。ちょうどすっぽり収まるようなサイズだが、想像していたよりもずっと柔らかい。もちろん、成長途上の少女しか持ち得ない弾力も兼ね備えており、龍弘は年甲斐もなく生唾を呑み込んだ。
「俺は二ノ宮の胸、好きだぞ。柔らかくてぷりぷりしてて、最高の揉み心地だ」
まだ若干芯に硬さを感じるので、意識して優しく揉みしだく。
慎ましやかな膨らみだったが、その頂点の突起は意外と大きく、手のひらにこりこりとした感触が伝わる。
「んんっ、あっ、はあ……あはっ、ああん……イヤ、おっぱい、ダメ……っ」
（かなり敏感なんだな。乳首もどんどん尖ってきてるし、これなら……）
龍弘も処女を相手にした経験はないから不安もあったが、凛々花の反応の良さに自信が湧いてくる。汗が浮き始めた首筋や肩にキスをしつつ、乳房を揉んでいた右手をゆっくりと女体の下方へと向ける。
生じ始めた快感のせいか忙しなく上下する腹部を撫で、ウエストのくびれを確認するように手を滑らせ、慎重に秘所へと進む。
「あ……ああぁ……ダメぇ……ダメ、ですぅ……先生……せんせ……ぇ」
急速に込み上げる性感に戸惑っているのか、凛々花は何度も「ダメ」を繰り返す。しかし若い肢体は中年男のねちっこいタッチに明確な反応を示してしまう。
ちらりと下腹部を見遣ると、ブラとお揃いのデザインのショーツにははっきりと恥ずかしい染みが確認できた。触らなくとも、この少女の秘所がはしたない蜜で潤っているのは確実だ。