令夫人と隷夫人【調教蟻地獄】

著者: 鳴瀬夏巳

本販売日:2013/08/23

電子版配信日:2013/12/27

本定価:734円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1952-0

シチュエーション

(幸せすぎるあの二人を、すべて冒し尽くしたい!)
上流夫人姉妹・礼香&敦子との再会が男を狂わせた。
強制フェラチオ、野外ファック、アナル解剖……。
眠る間もない調教が、人妻の矜持と理性を奪い去る。
拒絶の叫びは、濡れた哀願へと変わりゆく。
令夫人から隷夫人へ――専属の牝に躾けるWの肉刑!

●もくじ

一章 密室蟻地獄 令夫人は夫の元同僚に騙されて
二章 野外蟻地獄 山中へ連れまわされて
三章 肛虐蟻地獄 もうひとつの処女を奪われて
四章 輪姦蟻地獄 接待に女体を差し出されて
五章 復讐蟻地獄 社長夫人は部下に嵌められて
六章 飼育蟻地獄 隷夫人は美臀を並べられて

登場人物

れいか(29歳)人妻

あつこ(37歳)人妻

本編の一部を立読み

「裂けちゃうっ、お尻が裂けちゃうううっ!」
ベッドに額を擦り付け、身体を固くする。総身を緊張させていないと、本当に肛蕾がビリビリに裂けてしまう気がする。
刀身が行ったり来たりするにつれ、肛弁の灼けつくような体感が生じた。ジリジリと焙られているみたいな得も言われぬ感覚だ。あまりの強い摩擦で、今にも煙が立ちのぼりそうだ。
「壊れるっ。お尻が壊れるっ」
礼香はスラストに翻弄されながら呻いた。灼けるようなやるせない体感と肛蕾を裂かれる恐怖との間に揉まれ、右に左にかぶりを振った。
二枚重ねに覆い被さっていた島貫が、やがて上体を起こす。そして正座のような体勢に変わると、礼香の腰骨を両手でグッと押さえ込んだ。ここから急ピッチのスラストが始まった。
激烈極まりない刺激が肛蕾に加えられる。やるせない体感は、四肢までしびれるような肛悦に取って代わった。
「ひいいーっ! ひいいーっ!」
顎を出して呻吟する。肛蕾が破壊される恐怖をはるかに凌駕する、凄まじい快感が見舞った。
「お尻がっ、お尻があああーっ!」
腹這いの女体をガクガクと震撼させた。今まで経験したことのない性的快感の極致に、礼香は為す術を知らなかった。ただ島貫の繰りだすスラストに叫び泣き、否応なく湧きあがる肛悦に悶えるばかりになった。島貫が体勢を改めたことで、刀身の角度が変わったからだろうか。
「ほらほら、どうだどうだ。そんなに尻がいいのか」
女体を肉刀一つで弄びながら、島貫は得意げな口振りを隠さない。
「あっ、あっ、お尻がっ、す、すごいっ。すごいのっ。お尻があああーっ!」
顎を突きだして礼香は絶叫する。
興奮に目を見開いた瞬間、サイドテーブルの写真立てが目に留まった。結婚写真だ。ウェディングドレス姿の礼香が、直之にぴったり寄り添って写っている。
悲哀が急にこみあげた。あの日幸福の絶頂にあった自分が、今はこうして復讐のレイプに見舞われている。それも夫婦が愛を交わすべきベッドで、あろうことか尻穴を奪われているのだ。
しかし悲哀も束の間だ。激甚な性的喜悦が、女体をどんどん呑みこんでいく。もはや引き返せないところまで来てしまった。
「どうだと聞いてるんだよ、礼香。えっ? そんなに尻がいいか。イヤならやめてやるぜ。フフフッ」
スラストを唐突に中断して、島貫は礼香の頭を撫で付けた。
「ああっ……もうっ……あああっ……」
礼香は答える力もない。バッタリと俯せのまま、呼吸を荒くしている。だがスラストをとめられてしまった肛蕾は、ウズウズと妖しく疼いている。じっと息を詰めてやり過ごそうとしたものの、疼きは収まるどころか、まるでさらなる刺激を欲しがるかのように増していく。女体はたまらず、自ら刀身をキリキリと噛み縛った。
「も、もっとしてっ。もっとお尻にっ」
刀身を噛みつつ、礼香は熟尻をプリプリと振りたてる。若妻の慎みも、女としてのプライドもかなぐり捨てた。そんな高邁なものより、ただただ即物的な快感が欲しいのだ。
「フフフッ。いいぞ。礼香の尻は俺のものだ。わかったな」
「あああ、早くっ。早くしてっ。礼香のお尻を早く苛めてっ」
再び熟尻を打ち振った直後、凶悪なスラストが繰りだされた。脳天まで響くような肛悦の波動が駆けていく。礼香は肉の悦びに絶叫した。
「ヒイイイーッ! ヒイイイーッ! イクううっ。お尻でっ、お尻でイクううっ……」

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