本販売日:2017/03/23
電子版配信日:2017/05/19
本定価:734円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4216-0
美冬の幸せな新婚生活はその日から一転した!
出勤した夫の不在を狙ってやって来る悪魔上司。
「もう許して」「奥さん、尻の穴も開発してやるよ」
白昼のバスルームで、夫婦の寝室で、夫の職場で、
歪んだ欲望に弄ばれ、性地獄に堕とされる23歳。
容赦なく訪れるアクメは新妻から理性を奪い……
●もくじ
第一章 狙われた新婚生活
第二章 交換条件は23歳の肉体
第三章 夫の留守にやって来る悪魔
第四章 新妻「夜這い」調教
第五章 清算できない姦係
第六章 占拠された夫婦の寝室
みふゆ(23歳)人妻
本編の一部を立読み
「ほぅら、スケベな音もしてきたぞ。ほんとは奥さんだってこうされたかったんじゃないのかね? 裕真君のチ×ポだけじゃ満足してなかったんだろ」
「やぁあ……っ、あ、はぁ、あ……! だれ……が、んっ、そんな……ああッ」
男はにやつきながら押し黙り、漆黒の汚根をゆったりと出し入れする。すると指摘通りの粘った水音が耳へ届く。ぬちゃり、ぬちゃりと響くそれを聞いていると心音が加速する。いけないことなのに、犯される割れ目から目が離せなくなる。
(なんなの、これ……。あそこ、かきまわされて……)
夫のものよりも一回り以上大きなペニスを埋められているせいで、股間には異様な拡張感が渦を巻いている。痛みが消えてしまったために、膣を前後する異物の感触が嫌でも分かる。一番気になるのは雁首の引っ掛かりだ。膣肉の襞を悠々と掻き分け、膣口を擦り立て──悔しいが裕真との営みでは得られない感覚だ。お腹の中がぐちゃぐちゃに掻き乱される、そんな心地になってどうにも落ち着かない。
「んあ…………ッ」
子宮口を突き上げられて妖しく息が詰まり、若妻はくっとおとがいを跳ねさせる。深々と埋められる感じは強烈の一言に尽きる。ゆっくりと最奥まで押し入られると、擂り粉木でも挿れられたかの如き錯覚に見舞われる。いや、太い杭で串刺しにされると言った方が近いだろうか。愚かなことだとは分かっているのだが、つい夫と比較してしまう。
「気分出してきたじゃないか、ええ? 気持ちイイんだろ、ほんとは」
下劣なにやけ顔でからかわれ、美冬はぶんぶんと黒髪を振り乱す。断じてそんなことはない、ただひたすらに気持ちが悪いだけだ。息も体臭も臭いし、でっぷり太っていて格好悪いし、性格もねじ曲がっているし──澤木には褒めるところが見つからない。夫を守るという目的がなければ、誰が好き好んでこんな男に抱かれるものか。
「くぅ……っ、あ、はぁっ、あ……、はぁはぁ、や……だっ、ああッ」
憎たらしくスローな抜き差しが続く。可憐な人妻は汗びっしょりになって喘ぐ。裕真だけに捧げた膣の感触を生のペニスでじっくりと楽しまれているのだ。悔しくて涙が止まらず、声の限りに叫びたくなる。しかし近隣住人にでも見つかれば結婚生活が終わってしまう。肥満男が達するまで耐えるしかなかった。
早く、はやく──リビングのあちこちへ視線を投げ、ひたすらに終わりの時を待つ。なのに澤木は余裕の態度を崩さない。ぬめりを増した結合部を覗き込んでは生唾を飲み、屈辱に喘ぐ朱唇をねっとりと吸い取る。甘い唾液で喉を潤すと身を起こし、たゆたゆと弾むEカップの乳房を鷲掴みにする。
「はぁ…………っ」
生温かい両手が乳肉にへばりついた瞬間、背中一面にぞくっと寒気が走る。その感覚が心ならずも心地好く思えて、美冬はつい深い溜め息を漏らしてしまう。はっと唇を噛むも澤木には聞かれた後だった。
「おっ、やっと良い声出してくれたねぇ。おっぱいが弱いのかな? ん?」
「ちが……っ、あっやだ、そこ……っ、いやあ!」
焦れったいまでに遅く腰を遣われながら、無防備だった両胸の先を人差し指と親指とでそっと摘ままれる。その瞬間にもやけに甘ったるい痺れが走って、新妻は背筋を弓なりに反らせる。こんな姿は見られたくないのに、なぜ身体が反応するのだろう。顔が燃えそうな屈辱感の中で、美冬は男の指遣いに合わせてびくっ、びくっと総身を震わせる。
「んぁ……っ、はぁはぁ、や……、はっ、はっ、あう……」