本販売日:1991/09/23
電子版配信日:2011/10/28
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0391-8
屈辱の肉奉仕、羞辱の言葉、淫辱の激交……
牝奴隷調教の特別講座に、美南子は完全に堕ちた。
知性と美貌に恵まれた若き大学講師・美南子を
狙ったのは、サディストの中年実業家。
今夜も美南子は、大学の講義では見せない声で啼き、
果肉を濡らして男の股間にむしゃぶりつく……。
みなこ 講師
本編の一部を立読み
「先生、入れさせてもらうぜ」
耳もとで囁かれた美南子は、ハッと我れにかえった。
大変っ、もうすぐ講演がはじまる時間だわ……。
「お願い、やめて! もうすぐ講演がはじまるの。今じゃなく、講演が終わってからにして……」
ここで剛造に犯されたら、今日の講演のために用意してきたものをすべて忘れてしまいそうだった。それでなくとも頭が混乱し、理性が麻痺しかけているのだ。
「まだ二十分もある。それだけありゃ、充分さ」
「でも、駄目なの。これ以上、興奮したら、わたし、何もかも忘れてしまうわ」
「へーえ。S大出の先生でもそんなことがあるのか……そいつはおもしれえや。実験してみようぜ」
ああ、なんという言い草なのだろう……。
剛造には、他人を慮る気持ちなどこれっぽっちもないらしい。美南子の目が涙で霞んだ。
「涙を見せたって、俺には通用しねえぜ。おらァ! もっと股、ひろげるんだ!」
お尻に硬い一物が押しつけられてくる。異様な迫力だ。腰にジーンと痺れが走った。それだけでまた、抵抗しようとする意志がグスグスと崩れ落ちそうになる。
「駄目! よして! 講演のあとだったら、なんでもするわ」
無謀な約束だとはわかっている。だが、この場をしのぐためなら仕方がないのだ。
「俺は今、ここでしてえんだよ」
他人を困らせることには、ふだんから馴れきっている。哀愁を帯びた美南子の顔は、ゾクゾクするほどなまめいて見えた。剛造は細いウエストを抱きかかえ、美南子の身体を浮かせると、肉茎の突端をグショグショに濡れた女の割れ目にあてがった。
「ああ、駄目ぇ!」
身悶えると、それがかえって仇になり、太い肉棒がズブズブと胎内に入ってくる。
「あああ……」
腰が蕩け、意識が朦朧となっていく。全身から力が抜け、もう何もかもどうでもいいよな気がしてくるのだった。美南子はぐったりと剛造の胸に身体をもたせかけた。
「ほれ、ワンピースの裾をもっと持ちあげんか」
言われるがままワンピースをたくしあげると、剛造のペニスがスッポリと自分の淫肉におさまっている構図が鏡に映しだされた。そのあまりの卑猥さに眩暈がし、鏡のなかの像が何重にもだぶって見えた。そのだぶった像が縦に動きはじめる。太腿を下から抱きかかえた剛造が、美南子の身体を上下に揺らしはじめたのだ。
ドス黒いペニスが、濡れそぼった肉のスリットに没しては現われる。
股間で発生した痺れるような戦慄が螺旋状に全身を巻きこんでいく。ふわふわと空中に舞いあがっていくような感じだった。