妹の自由研究 お兄ちゃんの性欲を調査します

著者: 高宮柚希

電子版配信日:2022/08/12

電子版定価:770円(税込)

シチュエーション

「お兄ちゃんの人生はお兄ちゃんのモノだよ。
でもね、お兄ちゃんの精子だけは、真凛のモノなの」
妹の自由研究の課題は俺の性欲調査?
部屋に監視カメラ、スマートウオッチで興奮時の脈拍測定、
ペニスの硬さと大きさチェックは妹みずから陰茎をつまんで……
小さいお口でフェラされて、一緒にお風呂に入って、
最愛の妹に(最終的に)射精管理までされる夏休み。
童貞兄とバージン妹──夏休みの思い出づくり!
目次
一章 妹が俺の生態を調査するのだが……
二章 妹とキスしていいんだっけ?
三章 妹が俺の息子を追い詰める!
四章 妹の親友が俺を説教してくる。
五章 妹に俺の射精を管理されてしまう。
六章 妹の親友が俺の童貞を狙ってくる!
七章 妹をクンニすることになったんだが。
八章 妹のオナニーのオカズはなんと俺?
九章 妹の親友に溺れてしまいそう。
十章 妹の初めては俺のもの!
エピローグ まだまだ続く自由研究

登場人物

真凜 妹

紗枝 女子学生

本編の一部を立読み

「お兄ちゃんは、ちょっと目を離せばオナニーばかりして……他にすることないの?」
「俺が何をやろうと俺の勝手。俺の人生は俺のモノだ!」
 口角泡を飛ばす勢いで反論する。
 だが、真凛は思いもよらぬことを言いだす。
「確かに、お兄ちゃんの人生はお兄ちゃんのモノだよ。でもね、お兄ちゃんの精子だけは、真凛のモノなの」
「は?」
 怒りのパワーはどこへやら、これには毒気を抜かれる。
(今、なんつった? かなりヤベェこと、言わなかったか?)
 恋人や妻でも「あなたの精子は私のモノ」なんて、宣言はしないだろう。だが、真凛は冷静に発言を補足する。
「忘れないで。お兄ちゃんは私の観察対象なんだよ。射精をするなら、ちゃんと私に精液を提出して」
「な、なんで、そんなことをするんだ?」
「精子量を測るためだよ」
 精子の調査。そういう系の話は、紗枝から聞いている。去年、学校で行われた自由研究で、彼氏の精子量を測って入賞した生徒がいたそうだが、どうやら真凛もその例に倣うようだ。
 倫也は深いため息まじりを落とす。
「そういえば、紗枝ちゃんから聞いたぞ。今回の自由研究は、生徒会主催のコンテストなんだってな」
「そうだよ。とにかくそういうことなんで、お兄ちゃんは協力をよろしくね」
「協力って?」
「だから、お兄ちゃんのオナニーは、私の管理下で行うってことだよ」
  頭には「射精管理」という謎のSMプレイが思い浮かぶ。
 人権侵害も甚だしい事態だ。さすがに何か言い返そうとしたが、矢継ぎ早、真凛から先手を打たれてしまう。
「お兄ちゃん。お風呂を沸かしてあるから、お風呂場で待っていて。そこで私が、ヌイてあげるから」
「は、真凛がヌク……風呂で?」
 一瞬、モコモコの泡に包まれた妹の裸体が浮かんだが、すぐに脳裏から振り払う。近親相姦は避けなさいと、紗枝から釘を刺されたばかりだからだ。
「いや、でも兄妹で、裸のつきあいはマズイだろう?」
「お兄ちゃん、何を考えているの。私が裸を見せるわけがないでしょう。裸になるのはお兄ちゃんだけだよ」
 どうやら真凛は着衣で、入ってくるようだ。おそらくティーシャツに短パンといったところだろう。倫也はとりあえず浴室へいき、湯船に浸かった。
 しばらくして真凛が入ってきた。
「え、真凛、その格好は?」
 間抜けなくらい口を開けてしまう。なんと真凛は水着を着ていたのだ。しかもボディに、パツンパツンとなって貼りついた黒ビキニ。
(これって、逆に裸よりエロくないか?)
 倫也が焦るのも当然である。妹の圧倒的巨乳に対して、ビキニのカップが明らかに小さいのだ。しかもその合成繊維も今にもはち切れそうで、ホルターネックの紐は、首から吊り下げるだけで精一杯の様相を呈している。
 そして股間を覆うビキニパンツも同様に怪しい。こちらもサイズが合っていないのか、しゃがむだけで、みるみる股へ喰いこむ。お尻に至ってはティーバックのように変形してしまっていた。
「そんなにジロジロ見ないでよ。仕方がないでしょう。身体が発育しちゃって、去年買った水着がきつくなっちゃったんだから」
 プウと頬を膨らまし、横乳を手で隠す。
(おいおい。『発育』って、そういうエロいワードだったか?)
 ちなみに真凛はプラスチック製の試験管を握っていた。考えたくもないが、それでアレを採取するつもりのようだ。
 真凛は試験管を脇へ置くと、輪ゴムタイプの髪留めを口に咥えた。背中まで伸びた黒髪をひとつにまとめあげて、頭の高い位置で結わえあげる。ポニーテールの完成だった。
(ヤバい。黒ビキニにポニーテールって、反則だろ!)  
湯けむりの先に舞い降りた天使から、目が離せなくなる。首筋とともに露わとなったうなじは、まばゆいほど白く、大人の色気をのぞかせていた。  たちまち倫也の脳裏から、紗枝の忠告は消え去ってしまう。 「言っておくけど、いくらムラムラしても、私に触るのはダメだからね」 「わ、わかっているわい。誰が実の妹にお触りするか!」
 と、粋がってみたものの、これ以上眺めていては理性がもたない。
 倫也は湯船を出ると、妹に背を向ける形で風呂椅子に腰掛けた。
「俺は先に身体を洗うから、真凛は湯に浸かって待っていてくれ」
「あ、身体なら私が洗ってあげる。一応、研究協力のお礼ってことで」
 真凛はスポンジを片手に、ボディソープのボトルをプシュプシュと押す。スポンジで作った泡のかたまりを、兄の肩へ乗せていった。小さな手のひらを滑らせて、背中へ塗り広げていく。
(うおお……なんだか、くすぐったい)

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