本販売日:2017/04/24
電子版配信日:2017/06/23
本定価:734円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4224-5
みさき 人妻
本編の一部を立読み
「久しぶりにこのデカチ×ポが欲しいんだろ……コレが恋しくてたまらんのだろ」
藤ノ宮がズボンからいきり立つ怒張を引っ張り出す気配がした。美顔を踏みつけられている美咲には見えない。
「はあ、あっ……はい。美咲にくださいっ……ご主人様の……モノを」
美咲はご主人様のオチ×ポとは、さすがに恥ずかしくて言えなかった。
「ふふっ、今日はそんな拙い言い方でも許してやるが……コレを美咲のどこに挿れて欲しい?……挿れて欲しい穴をわたしに見せてみろ」
ようやくスリッパが後頭部から離れた。
美咲は顔をあげ、蕩けたような表情の瞳を藤ノ宮の目に晒した。
黒い瞳は淫らな欲情に染まり、股間でそそり立つ怒張に魅き寄せられた。
(ああっ……ご主人様のモノが、凄いっ……お、恐ろしいっ)
女膣がゴクリと息を呑んで、血管を浮き上がらせる怒張を目一杯に頬張る時の苦痛と快感が入り交じる快美を想って疼きかえった。
糸のように蜜汁を滴らせ、床を濡らしている。
「猥らなケツをこちらに向けて、見せてみろ」
「は、はい……ご主人様っ」
命じられてもいないのに、美咲は漆黒の薄衣を肩から脱ぎ落として全裸になった。
藤ノ宮に背を向けて美尻を高く掲げる牝犬のようなポーズで股間を晒した。
今は何も考えたくなかった。
何も考えられない牝犬になって、淫獄に堕ちたいと願った。
蜜液で濡れ光る女膣が鯉口のようにはしたなく喘いでいる。
「恥ずかしいか」
「はい……ああっ、死ぬほど恥ずかしいですっ」
艶やかなヒップの淫ら舞いを見せつけながら、美咲はそんなあさましい姿を晒す快美に酔っていた。
「どちらの穴が欲しがっているんだ?」
この一カ月で、T字帯のバイブを含んでいた股間の二穴はどちらも甘美な蜜の匂いを振り撒いて、妖しく誘っているかのようだ。
血の通った灼熱の男根に飢えていた。
二穴の奥に潜む子宮は蒼白い炎をあげて狂おしく燃え上がったままだ。
藤ノ宮は腕を伸ばして、無造作に女膣と秘肛を同時にいじくった。
「ううっ……ああっ、前の方をお願いしますっ。あはっ」
煮えたぎる欲情を美咲は言葉にしなければならない。指先でちょっとなぞられただけ。それだけで、女身はアクメに近い恍惚に呑み込まれた。