陸上女子、疾走無惨

著者: 舞条弦

電子版配信日:2022/09/09

電子版定価:880円(税込)

シチュエーション

「息ができない、これが男の人の××なのっ」
後輩から慕われるボーイッシュ陸上女子が、
禍々しい肉杭に穿たれ、牝の顔を露わに……
風紀委員長・香蓮との百合色の秘密を
魔悦で上書きされ、小麦色の肌を愉悦に震わせ、
世那は陸上部の奴隷姫へ──疾走する黒い青春。
(文庫換算365ページ)

●もくじ
プロローグ
第一章 陸上部の王子様
第二章 悪魔の性感マッサージ
第三章 肉棒を求めて疼く女体
第四章 絶対服従アナル調教
第五章 露出マゾへの目覚め
第六章 陸上部の奴隷姫
第七章 シンデレラストーリー・アフター

登場人物

世那 女子学生

香蓮 女子学生

本編の一部を立読み

「さて、前戯はこのくらいでおしまい。ま×こもぐっしょり解れたし、そろそろ本番といこう。世那ちゃんの帰宅時間が遅くなるといけないからね」
「ぜん、ぎ……ほんば……――ひッ!」
 伴藤が下着ごとスラックスを下ろした瞬間、世那はたまらず悲鳴をあげる。男の股座から伸びるのは天を衝かんばかりに屹立する逸物であった。
(これ、が……おちん×ん……これが……中、に……?)
 赤黒い肉棒はまさに凶器だ。乳飲み子の手首ほどはあるのでは……そう思うほどの半径を誇る柱は、巻きついた青っぽい血管も相まって酷く禍々しく映る。
 男がベッドに膝をつき、だらしなく開いた世那の脚――その間に肥えた身体を滑りこませてくる。少女は赤らんだ頬を引き攣らせた。本能的に後退りしようとするも、男の腕が膝下に回り、グッと身を寄せてくる。
「怖くないからね。痛くもないから安心して。……と、そうだ。今日は安全日かい? ピルがあるとは言え、危険日は避けないとね。大丈夫?」
「え、あ……あ、えっと。危ない……かも……今日は、ちょっと」
「判った。ならゴムを嵌めようね。――ほら、コンドームを着けたよ。これで安全だ。これで子供ができない、ただ気持ちいいだけのセックスができるね?」
 伴藤は避妊具を纏った肉茎の根元を掴み、ぷらぷらと揺らす。覚悟を決めるしかない。正しく避妊されているならば、何も問題は起きないはずだ。
「何も怖くないよ。セックスは幸せな行為だからね。ほら、お願いしてごらん。私の処女ま×こにおち×ぽハメてください――って。指で穴を拡げて」
「はぁ、あ……わ、私の処女ま×こに……伴藤さんの、お、おち×ぽを……ハメてくだ、さい……お、お願い、しま、すっ……」
 意を決して蜜穴をくぱぁと拡げる少女へ、伴藤は肥えた身体を寄せ、潤みきった割れ目に怒張を添えた。
 ゴム越しでも判る淫らな熱気に媚肉がざわつき、可憐な花弁は泡の浮いた蜜を滲ませる。それは、未だ知らぬ牡の味に涎を垂らしているようだ。
「さあ挿れるよ、世那ちゃん。おじさんのち×ぽでたっぷり気持ちよくなってね?」
「はぁ、はあッ……あ、くッ……んぁっ、アァッ!」
 肉刀がずぶりと膣穴に差しこまれた。慎ましい割れ目がぐぱぁと大口を開く。股が裂けるような圧迫感に少女は泡を噛んだ。全身の毛穴が開き、一斉に産毛が逆立つ。
(な、に……ごれッ……ぐる、じっ……い、息……できなっ……い!)
「んぐ、ひっ……はぁ、はぁっ、あぁっ、あっ、ああああッ!」
 愛液塗れの粘膜を押し拡げ、穂先が子宮の入り口へと触れる。それでも肉棒は十センチ近く残っているようだ。穴の深さと棒の長さはあまりに不釣り合いである。
「ふう、奥まで入ったね。処女膜は流石に残ってないか。陸上の子は大体そうなんだよな。どうだい、世那ちゃん。……おーい、大丈夫かい?」
「はっ、はっ……い、息……息、が……で、でき、なひ……」
「おお、そうか。なら抜いてあげよう。おじさんのち×ぽを意識するんだよ。抜き差しに合わせて息を吸うんだ。判るね? おま×こに意識を集中して。ここだよ、ここ」
「はぁ、あっ……は、いっ……んぁっ、ああんッ……!」
 男は掌を世那の下腹部に宛がい、子宮を意識させた状態で腰を引いていく。ゴムの中で肉傘が開き、余すことなく媚粘膜を掻いた。
「く、う……んぁあっ、あく、ンッ……」
 愛液を纏った陰茎がぬぷぬぷと膣口から姿を見せる。内の圧迫が薄れると、ようやく空気が喉に流れこむ。だが息を吸えたのも束の間だ。男が再び肉矛を差しこむと、一気に肺から酸素が抜け、少女は再び強烈な窒息感に襲われる。
「最初は苦しいかもしれないけど、コツを掴むとすぐに良くなるよ。ほら、セックスの練習だ。抜いて……入れて……吸って……吐いて……」
 伴藤の声に促されるがまま、出し入れに応じて必死に呼吸を繰り返す。息遣いに合わせて膣肉も蠢き、徐々に徐々に、当初感じていた圧迫感が心地好いものに変わっていく。
(……あ、う……嘘、でしょ……僕……こんな、あっさり……?)
「はぁ、あっ、ああっ、んっ……んぁっ、あっ、あんっ……」
 ぐちゅっ、ぬちっ、ぐちっ……粘ついた姫鳴りと一緒に、少女の嬌声が部屋に響き始める。
 処女膜を失っていたとはいえ、男との性交渉は初めてで――それも規格外の剛棒を差しこまれているのだ。にも拘わらず、蠕動する牝肉からは喜悦のさざ波が広がっていく。
(こんな、の……香蓮とのエッチと、全然違う……香蓮の指じゃ届かないところまで……ずんずん、突かれてっ……や、だッ……声が抑えらん、ないッ)
「あっ、あっ、あんっ……はぁはぁっ、ああっ、やぁっ、ああんっ」
「口を塞ぐのは禁止だからね。世那ちゃんの可愛い喘ぎ声をおじさんに聞かせてくれよ。こらこら、目を背けない。可愛いお姫様の顔を見せてごらん」
「か、可愛くなんてぇ……こんな顔、見ない、でッ……」
 口を塞ごうとした手に太い指が絡みつく。覆い被さるような体位へと変わると、男のぶってりとした腹が恥丘を圧迫して、より密着感が深まる。
 伴藤の視線は世那の顔へと熱心に注がれ続けていた。少女の瞳は潤み、半開きの唇は涎で艶を帯びて、甘い喘ぎが忙しなく漏れる。
(お姫様なんて……僕は、そういうのじゃ……耳を傾けちゃだめ……こんなの全部嘘で、僕を篭絡するための罠で……ああ、でも……でも、僕……)
 お姫様。可愛い。その単語がもたらす悦びに、女性器がキュンキュンと痺れた。下がりきった子宮は入り口を亀頭に吸いつかせ、幾重もの肉襞はゴム越しに剛棒を舐めしゃぶる。
「はぁ、ふぅっ……世那ちゃんが陸上を頑張っているから、おま×この締まりが極上だよ……なんて健気で素敵なおま×こなんだ……気持ちいいよ……世那ちゃんはどうだい? 痛くない? 辛くない? 嫌だったら中断するからね?」
「はぁ、あッ……判らない、です……こんなの、知らないっ……」
 嘘だった。痛くも辛くもない。息苦しさすら甘美に思う。満足に酸素を吸えない苦悶の後にくる快感――交互に訪れる肉悦は津波となって少女を襲うのだ。
「ふふ、なら判るまでま×こ穿ってあげないとねぇ? 知ってるよ。レズの子と付き合ってるんでしょ。でもち×ぽの方がいいよね? 女の子の細い指じゃ届かないま×この奥まで突かれて、息ができないぐらい喘ぐのが最高だよねえ?」
「あんっ、あんっ、あっ、そんなわけ、なぁっ、あんっ、ああん!」
「ふふ、強情だなあ。全部判ってるんだよ? 乳首の勃起も酷くなってるし、可愛いクリちゃんは皮がずる剥け。ま×この締めつけはどんどん強くなって、子宮口がち×ぽにちゅーちゅーキスしてる。ほら、もうここまで子宮が降りてる」
「んひァッ! あ、それだめっ……お腹ぐりぐりしちゃ……ひぃっ、ひぐッ」
 熱く硬く、そして厚い掌が、薄く腹筋の浮いた下腹部をグッグッと押す。痛みはない。だが女性器が外から圧迫されると、膣肉の結合感が強まってしまうのだ。
(はぁ、ああ、もう満足に息も、できないっ……こ、これがセックス、なの? か、香蓮とのエッチと、違い過ぎるっ……身体が言うこと、聞かないッ……)
 力強く穂先で穿たれるたび、骨の髄までがビリビリと震え、電流が総身を巡る。もう指の一本も満足に動かせない。ただ喘ぐだけの道具に成り下がったみたいだった。
「ふふ、理性が飛びかけてるねえ。彼女がいるのにイケナイ子だ。でも仕方ないね? ち×ぽが気持ちよすぎて牝になっちゃうね? ふふっ、ほうら世那ちゃん。おじさんを見てごらん」
「ふぇ……んむぅうううっ!」
 虚ろだった瞳がカッと見開かれる。男の太い唇が口を塞いでいた。流石にこれはだめだ――香蓮の顔がちらついて伴藤を跳ね除けようと腰を捻る。だが肉杭に穿たれた女体は少しも動かない。膣に納まった剛直にぐねぐねと膣奥を捏ねられ、閉じていた口を開いてしまう。
「はむぅ、んっ……ンッ! んふっ、んぅっ、んむぅうっ!」
(舌が、入ってッ……だ、めェ……力、入らない……! 舌の先まで性感帯になったみたいに……頭の中……脳みそまで蕩けるみたいに……)
 舌と舌が根元まで絡みつく。気力を振り絞るも舌を逃がすことは叶わない。流れこむ唾液で肉の帯が滑ると妖しい昂りが増す。官能の悦びに脳汁がどばどばと溢れ、理性や自制心を融かすようだった。
(これが本当の……僕たちのキスなんて、おままごとだったの……?)
 下品で乱暴で卑猥で、悦を貪るだけの接吻だ。伴藤が唾を飲まないために、世那の口腔にたっぷりと唾液が溜まる。その状態で男が腰を揺するものだから、衝撃で泡立った涎が噴き零れてしまう。
「ふぅっ、ふむぅっ、んふっ、ちゅっ、んぅ……んぅっ、んむゥッ!」
 溺れるような口吸いの中、伴藤が腰をばちゅんっばちゅんッと打ちつける。肉びらが捲れるたび、暴力的な黒い歓喜が脳天に向かって渦を巻く。頬に酸味のある液体がどろどろと流れていく。その強烈な獣臭でさえも牝欲を激しく焚きつけた。
(だめ……だ、めェッ……やめ、ないと……知らない男の人とキスして、おちん×んで犯されて感じるなんて……ぜ、絶対にだめ、だめ、なのにっ)
 正気を保とうとしても、肉打ちの衝撃が思考を蹴散らした。ただでさえ息苦しいのに、男の鼻息で余計に息が吸えない。酸欠に陥った世那の頭は、いよいよ混沌として、快楽以外の信号をまともに受けつけなくなっていく。
(もう……無理――無理ッ! 我慢できない……く、る……またきちゃう!)
 肉悦の電流が迸り、筋肉が強烈に強張った。先と同じ――否、先とは比較にならぬほど猛烈な歓悦の奔流が脊椎を駆けあがっていく。
「ぶはぁっ、はあっ……世那ちゃんのおま×こが痙攣してるね……さあ、イッてごらん。おじさんのち×ぽでイクんだよ」
「あ、あっ……だめっ……イ、イクのはだめっ……ああ、おち×ぽでイクなんてだめっ……だめェッ……!」
 もう何を言っているのかも判らない。だめ。だめ。だめ。熱にうなされているかのように繰り返し、両脚を弱弱しく暴れさせる。だが一方で、限界を感じた少女の腕は何かに縋るように男の背中へ巻きついていた。
(が、我慢でき、ない……! か、香蓮……ごめんなさぁ、いっ……)
「……クッ……だめイクッ! イ――クぅうううううッ!」
 男の背中に指を立て、牝の遠吠えを部屋いっぱいに響かせる。灼光に満たされた世界は何も見えなかった。雷に穿たれたような痺れが毛先の一本一本にまで迸り、官能の嵐に揉まれた身体は完全に世那の制御を逸していた。
(う、あ……ドクドク、してる……出てるん、だ……僕の中で……伴藤さんも、気持ちよくなって……僕は今……射精されてるんだ……)

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