闇の女医

著者: 熊谷禄朗

本販売日:1989/11/23

電子版配信日:2012/03/02

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0281-2

シチュエーション

秘孔を貫かれていくたびに、朱みを帯びる柔肌。
犯されていることを忘れたかの如く、
グイグイッと巻きこみ絞りあげる肉襞……。
あまりの名器に、犯す男は我れを忘れていた。
一方の涼子は、身体中に復讐心を滾らせていた。
男たちは、28歳の女医を犯し、溺れていく……。

登場人物

りょうこ(28歳)女医

ともこ(18歳)女優・アイドル

たかこ(23歳)姉

みよこ 令嬢

きよみ(25歳)人妻

本編の一部を立読み

「膝をつきな、ケツを高くあげるんだ」
近藤は思いっきり涼子の尻を叩いた。涼子は言われた通りの格好をとった。
パンティは膝までおろされている。その格好で膝をつき、四つん這いになって尻を高くあげれば、恥ずかしい部分はすっかり見えてしまう。
近藤の手が尻肉にあてがわれ、左右に押し開いていった。菊門があられもなく開かれた。
「何もかも丸見えだな。お高くとまっていた高級娼婦も、これじゃカタなしだな」
「…………」
「どうした? 何か言ってみろ!」
「…………」
「そうか、何もしゃべりたくないんなら黙ってろ」
「あっ!」
いきなり、近藤の人差し指が涼子の肛門を突き刺した。
「黙ってろって言ってるだろう」
「いや、やめて!」
「やめろ?……何をやめるんだ?」
涼子のいやがるのを面白がって、指はますます奥に突き入れられ、第二関節の半ばまで埋まってしまった。
「俺の指が埋まっているところは、なんていうんだ」
「…………」
「わからないのか?……ここだよ、ほら」
「ああ……いやっ」
近藤の指が涼子の身体の奥で鉤の形に曲げられた。くぐもったような感触が、体内から涼子を貫いた。
アナルの感触は、恥ずかしいというよりも、むしろ悲しみに近かった。下等な動物の下等な快感に通じているようで、生きていること自体の罪の意識を呼びさました。
「ああ……」
涼子は声をあげながら、床に頬をすりつけた。涼子の身体がゆっくりと濡れはじめた。あまりの屈辱に身体が涙を流しているのだ。
「さあ、言ってみろ!」
「お尻の穴……」
「……なんだって? もっと大きな声で」
「お尻の穴」
「もっと大きく」
「お尻の穴!」
「そうか、尻の穴か」
そう言って、近藤はぐりぐりと指をねじりはじめた。
「いやっ、やめてください!」
「やめてくださいって言いながら、自分も腰をまわしてるじゃないか。締まりのいいアナルだ。ここじゃ商売はしないのか」

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