本販売日:1994/08/23
電子版配信日:2010/10/01
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0573-8
私は苛められたい。後ろを犯されたい……
N銀行で窓口業務をする美貌の女子銀行員に、
いつからか芽生えた被虐願望とアナル願望――
愛らしい制服の下に淫らな想いを秘めた愛子の
瑞々しい22歳の女体に、魔の手が迫る!……
白い双丘が剥かれ、飴色の器官に逞しい異物が!
あいこ(22歳)OL
本編の一部を立読み
「ああ、いやあ!」
愛子が悲鳴をあげた。
明彦はかまわず体をあずけ、亀頭をアナルにあてがうと、一気に腰を突きだしていった。
雅志と明彦が言っていたように、括約筋が少し緩くなっているのは確かだが、あらためて欲情しきった肉棒を受け入れるとなると、やはり鈍い痛みが下半身に迫ってくるのを感じないではいられなかった。愛子は布団に顔を伏せて、その疼くような鈍い痛みに耐えた。
明彦のペニスはゆっくりと、しかし決して力を緩めずに愛子の体内へ入っていった。
「あああああ……」
伏せて痛みをこらえていた愛子が、上気した顔をあげた。目もとが充血し、半開きになった唇が震えている。実に悩ましい表情だ。
亀頭部分が括約筋に逆らって、すぼまりを突き破っていた。しっかりとアナルに詰め物がされたようだった。
エラの張った部分が通過すると、クリームを塗りこんだ肛門は、一気に奥まで貫かれた。というより、愛子に男の侵入を阻止する意思が何もなかったというほうが正しいかもしれない。明彦の勃起は根元まで、ずっぽりと愛子のなかに埋まってしまった。
その様子を、内藤がじっと見据えていた。
明彦の迪送がはじまった。雅志以上に激しかった。
「ああっ……あああああっ!」
愛子が悲鳴ではない、明らかに感じている声をはりあげた。
こらえ性のない性格そのままに、明彦は一心不乱に突きあげつづけた。
「おおっ、すげえな」
「あああっ! 駄目ェ……壊れちゃう! ああああ、いやああ!」
明彦はさらに激しく迪送し、欲望をぶつけていく。腰を叩きこむたび、パタンパタンと明彦の体が愛子のお尻を叩いて、音をたてた。
「やっぱり締まりが全然違うな……グイグイ絞ってくるぞ」
さかんに腰をつかった。けれども突然、腰の動きがとまった。
それまでじっと見つめていた内藤が唇を噛み、顔をそむけた。
しばらくの沈黙のあと、明彦がペニスを引き抜いて、勝ち誇ったように内藤を振り向いた。精を吐きだしたはずなのに、まだ勃起はおさまっていなかった。
それに較べて内藤のモノは、何も放出していないのに、力なくうなだれていた。
「どうした? 元気がないじゃないか」
明彦が内藤の前にしゃがみこんで、萎えた一物に触れようとした。
内藤が足を振りたてて明彦を蹴ろうとした。しかし明彦が余裕でそれをかわしたため、内藤は相手を蹴るどころか体に触れることもできなくて、ぶざまにバランスを崩して後ろに倒れてしまった。
「おいおい、無駄なことはやめたほうがいいんじゃないの」
明彦が余裕で内藤に言い、目を転じて雅志を見つめた。
「なあ、やっぱりこのまま蛇の生殺しみたいにしておくのは、可哀相じゃないの」
「だったら、どうしようって言うんだ」
「出させてやろうぜ」
「どうやって?」
「バイブがあるじゃないか。それをこいつの肛門に突っこんで、愛子の横で同じようにさあ……」
「ウウウ……」
内藤が驚いて、首を振りながら暴れだした。
雅志が腹の底から笑った。明彦はそれを了解したと受けとめ、いやがっている内藤の髪を掴んでベッドまで連れていった。そして、愛子にとらせたのと同じ格好で、ベッドに半身でうつ伏せにさせた。
愛子のすぐ横だった。ちょうど愛子と内藤が、裸のお尻を並べた格好になった。
「やめてあげて! ねえ、もうお願い!」
それまで黙って犯される女になりきっていた愛子が、いきなりヒステリックな声をあげて懇願した。
「やかましい! お前は黙ってろ!」
雅志が怒鳴り、愛子の柔らかな尻肉を引っぱたいた。
バイブが用意された。明彦が、滑りがよくなるようにクリームを塗った。けれども内藤のアナルにまでは塗ろうとしなかった。もっとも、男のアナルを触るのは、二人ともいやだったのかもしれない。
挿入を担当するのは雅志だった。用意のできたバイブを受け取ると、内藤の顔を面白そうにのぞきこんだ。雅志には、屈辱に歪んだ内藤の顔が面白くてたまらないのだろう。
「ようし、入れてやるからな」
バイブが内藤のお尻に当てられた。
「ウウ……」
内藤が必死に括約筋に力をこめて、呻き声をあげた。尻たぼがあわさり、何がなんでもバイブを入れられまいと抵抗する。