未亡人四姉妹

著者: 花邑薫

本販売日:2016/07/22

電子版配信日:2016/09/09

本定価:763円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-4166-8

喪に服すなんてできない。だって私は女だから……
波瑠子、奈那子、亜矢子、良子……
心の隙間を埋めるように男の肌を求める未亡人。
闇の中で濡れ光る白いうなじ、熟尻、太もも……
喪服をまとった四姉妹が語る赤裸々な寝物語。
めくるめく輪舞にも似た艶宴が今宵、幕を開ける。

●もくじ

序章  未亡人四姉妹の淫らな内緒話

第一章 魔性の三女 隣人に仕掛けた罠

第二章 乱れる未亡妻(みぼうじん) 空閨を見抜かれて

第三章 寂しがりの長女 悶えて乱れたあの日

第四章 訳ありの次女 喪服の下の肉欲

第五章 初心(うぶ)な四女 優しい〝なぐさめ愛〟

登場人物

はるこ(39歳)未亡人

ななこ(37歳)未亡人

あやこ(35歳)未亡人

りょうこ(34歳)未亡人

本編の一部を立読み

「亜矢子、上になりたいわ。それから、大好きな直哉君と一つに結ばれたいわ」
女の秘溝に、爆ぜる寸前までいきり勃った若肉を包み入れるように馬乗りになる。
直哉は重たげに揺れる乳房を両手で狂おしげに鷲掴みにする。むしゃぶりつく。熟したグミのような乳首をきつく吸われる。……ああん、いいわ──。
「あ、ああっ、こんなことしていたら、ぼ、ぼく、本当に──」
「ああうっん、もっと吸って。亜矢子、ジンジン感じちゃう」
そう甘え声で顔を寄せる。断末魔に似た興奮に打ち震える直哉の唇にチュッと吸いつく。
亜矢子から舌を差し入れる。たっぷりと絡ませ合いする。紅唇を離すと、ツーッと唾液が糸を引くような、まるで恋人同士のような濃厚なキスだった。
「……あっ、うあん、伯母様、も、もう──」
亜矢子は、ふふっと意地悪く笑うと上体を思わせ振りたっぷりに反転させる。丸々と大きなヒップを溺れる寸前のような哀れな顔面に向ける。
その姿勢で、ぐんと反り返った若肉を紅唇に深々と含んだ。ねぶるように大きなヒップをクネクネと揺すり立てながら。
直哉は眼前の信じられないような伯母の秘境の光景に目を奪われる。大人の女のこんな慎みを忘れた格好を見たのはたぶん初めてだろうから。
「今夜が初体験にしては立派なおちん×んだわ。さあ、おばさんをうんと喜ばせて」
亜矢子は正面を向くと甘えるようにそう訴える。そして、その熱く漲る若肉に片手を優しく添えるようにして、直哉と初めて結ばれる瞬間を待ち焦がれる秘芯にゆっくりと沈めていくのだった。
秘芯が随喜の表情で愛しい少年を呑み込んだ瞬間、亜矢子は、……あうんん、と嬉しそうに呻いた。
「あ、あっ、ああ……入った。入ったよ。伯母様の中、とても熱いよ」
少年の歓喜の声を聞きながら、その剛直な若肉を熱く濡れそぼった秘芯の奥深くに沈めていく。
「……ああっ、亜矢子、大好きな直哉君と、とうとう、ひとつになれたのね」
根元まで沈め切って感極まったようにヒップを大きく揺らせる。ヌチャッという恥ずかしい肉擦れの音が洩れる。その妙なる響きを聞きながら、秘芯を雄々しく挿し貫かれる快感にうっとりと微笑む。
「ふふっ、これが女という生き物よ。どう? 気持ちいい」
「……あ、ああううっ、伯母様……で、出るよ。もう、出ちゃう」
「ああん、もういっちゃうの。いいわ。そのまま出して──。今夜は、大丈夫だから」
直哉はあうっっと短く叫ぶなり、馬乗りになった亜矢子の下で美しい裸体をまるで脱皮するかのように引き攣らせた。そして、あっという間に爆ぜたのである。
亜矢子は、直哉が生まれて初めて女体の中でペニスを歓喜に打ち震わせる瞬間を、それこそ聖母のような優しさと寛大さで見守ってあげる。
肉の痙攣がやっと収まると、亜矢子は直哉から身体を離した。
「凄いわ、こんなに。いっぱい出しちゃって」
直哉はあまりに早く爆ぜてしまったことを恥じている様子で顔を手で隠すようにして横たわっている。想像したみたいに上手くいかなかったことがショックなのかしら。失敗したとでも思っているのかしら。そんなこと、全然ないのに──。
ちゃんと射精までできたのだから、それでいいと思うのだけれど。しょげることなんか少しもないのに、と逆に不思議に思ってしまう。そんな生真面目な直哉がいっそう愛おしくなる。
「初体験にしては、上手だったわよ」

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