いとこ(従姉)・二十七歳と少年

美人社長淫魔地獄

著者: 美咲凌介

本販売日:2001/08/23

電子版配信日:2009/07/17

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1053-4

27歳の美人社長・詩織が父から継いだ職場で
少年の命ずるまま全裸で奉仕させられる恥辱。
「いやらしい詩織に、いっぱい罰をください」
倒錯を拒む心とは裏腹に、清楚な美貌は羞恥に染まり、
さらなる恥姦を欲する恥唇はあられもなく潤む。
「恥」に魅せられた詩織の、誇りまでもが崩れる。

登場人物

しおり(27歳)社長

りさ(18歳)女子学生

本編の一部を立読み

「犯してやるよ、おば様」
和彦の裸体がのしかかってくる。片方の乳房が荒々しく鷲掴みにされるのと、股間に重い衝撃を感じたのは、ほとんど同時だった。
突然、今まで忘れかけていたものが、噴きだすように、胸の内部に突出してきた。それは大人の女としての矜持、和彦の母親である優子へのやましさ、さらには性そのものへのためらいなどが入り混じった、ひどく複雑ななにかだった。しかし、その最も根源に潜んでいるのは、弱者が強者に対して抱く一種の恐怖心なのかもしれない。確かに今、詩織は、男から犯されようとしている弱い女でしかなかった。
たっぷりと快楽を味わったものの、それは強いられた、屈辱的な哀願の結果にすぎない。そんな惨めとしかいえない立場に身を置くことは、この美しく聡明な二十七歳の女にとって、まったく初めての経験だった。
いや、駄目……。
そう心のなかで叫びつづけている。それだけではなく、腕を伸ばし、のしかかってくる少年の体をはねのけようともしてみた。しかし、その動作にはまったく力がなかった。詩織はすでに打ち負かされていた。
和彦は少しもあわてていなかった。むしろ、ゆっくりと感触を楽しむかのようだった。亀頭の先端は、耐えがたいほどゆっくりと、しかし確実に侵入してきた。
駄目。やめて……。
詩織はもう一度、胸のなかに高く叫んだ。そして、それが……それだけが、最後の抵抗だった。拒絶しようとしているのに、現実にはまったくなにもできない自分がいる。かつて感じたことのない、強烈な無力感だった。
切り裂かれていく……自分の肉体が切り裂かれていくのがわかる。やがて、股間をずっしりと埋めつくされたとき、詩織は生まれて初めて、征服されるということの意味がわかった気がした。確かに、詩織は征服されていた。それも、十歳以上も年下の少年から、完膚なきまでに征服されてしまったのだった。
少年のものを受け入れながら、詩織はそれが充分以上に太く、長いことに気づいていた。自分を貫いている屹立した肉の茎の硬さ、熱、脈動……すべてを同時に受け入れながら、詩織は息をつまらせ、次いで荒く喘いだ。弱った魚のように、口が何度か、開いたり閉じたりした。
若い力そのものによって、串刺しにされた気持ちだった。決定的な敗北感だった。
しかし、次に、和彦の亀頭が膣の内部を擦りあげたとき、詩織は別の感情によって、さらに激しく打ちのめされることになった。別の感情……それは、快楽への恐怖だった。抗いようのない、ぞっとするほどの快さだった。さっき以上に、あさましく乱れてしまいそうな予感がした。
和彦の動きは、最初はゆっくりと、それから徐々に大きく速くなっていった。詩織は、最初の律動から声をこらえることができなかった。それは次第に熱を帯び、悶え狂う女の淫蕩なよがり声へと変わっていった。
突かれるたびに、反応は強くなっていく。最初の恐怖が消え、屈辱感が消え、最後にはただ快楽だけが、詩織の内部に満ちようとしていた。
ついさっき絶頂に達したばかりの肉体が、また燃えはじめる。もう自分では制御することのできない、激しい炎に煽られつづけている。声がほとばしる。
和彦は「犯す」という単語を使った。確かに、その通りであることを、詩織は再び思い知らされた。猛々しい力に抗うことができず、詩織は犯され、征服され、そして間違いなく屈伏しつつあった。

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