本販売日:1998/01/23
電子版配信日:2010/02/05
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0798-5
奴隷裁判! 被告となったのは女教師・三島沙織
高いプライドと知性でMの本性を偽装する25歳に
教え子たちは肉刑を科する判決を下した!
屈辱の打擲折檻、恥辱の肉交哀願、憤辱の奴隷宣告
次々と襲いくる被虐の肉試練に耐え忍びながらも、
沙織は生徒の足下に跪く悦びを感じつつあった……。
さおり(25歳)女教師
くみこ(22歳)女教師
れいこ 女子学生
本編の一部を立読み
「雅彦……様」
女教師は言った。
「お願い、です。雅彦様のペニス、しゃ……しゃぶらせて」
沙織は哀願した。泣いていた。
「お願い。雅彦様のペニス、しゃぶらせてくださいっ。お願いです」
沙織の髪をつかんでいた雅彦の手の力が、わずかに緩む。汗にまみれた顔をゆがませ、沙織は雅彦の股間のものに、むしゃぶりついた。
周囲から嘲笑の声があがる。しかし、構ってはいられなかった。夢中になって、口に含み、舌でこねまわすように愛撫する。
すると、強烈な喜びが沙織を襲った。二時間近くもじらされつづけたあとである。フェラチオは初めてだったにもかかわらず、自分でも信じられないほど大胆に、沙織はその淫らな行為を行なっているのだった。
その沙織のすぐ近くで、なにかが激しく光った。同時に小さな機械音が聞こえる。
カメラのフラッシュだった。沙織が横目で見ると、ピエロの仮面の少女が、ポラロイドカメラで何枚もの写真を撮っているのだった。
「やめ……て」
雅彦のものを口に含んだまま、沙織はうめく。しかし、少女はあざ笑うだけだった。
「先生、いやだったら、そんな淫らな真似をおよしになればいいんですよ」
沙織にはやめることはできなかった。もし沙織を知っている者がこの様子を見たら、たぶんそれが現実だとは信じられなかっただろう。雅彦が果てるまでの間、この、いつもしとやかであったはずの若く美しい女教師は、教え子のペニスを一瞬たりとも口から離すことはなかった。
「あ、う……うん」
沙織の喉の奥から、トーンの高い細い声がもれる。子犬が人に媚びて鳴くような、可憐な声だった。こんなにまで惨めな状況で穢されながら、沙織は甘えたやわらかな声を出しているのだった。自分の出している声だとは信じられなかった。
口のなかに含んだ若い性器の先が、沙織の舌の動きにつれて、またさらに膨らんだようにも思える。背後から少女たちの指先で陰部を刺激され、沙織はいっそう声を高めた。それはもう、純粋な喜びの声に似ていた。
「あ……んあ、ん……」
数分後に雅彦は、小さなうめき声をあげて、沙織の口のなかに射精した。吐き気を誘う、不快な匂いがひろがる。沙織はうつ向こうとしたが、残酷な教え子はそれを許さなかった。女教師の顎を指で押しあげ、美しい少年は低い声で命令した。
「口の外に出してはいけませんよ、先生。全部呑むんです」
沙織は力なく小さくうなずき、言われた通りに粘り気のある苦い液体を呑みこんだ。そして雅彦の手が顔から離れると、そのままくずおれ、白くまろやかな尻を突きだし、ベッドに頬をつけて、静かに泣きじゃくった。それ以外に、この誇りを剥ぎ取られた女教師にできることはなかったのである。