人妻肛虐調教週間

著者: 結城彩雨

本販売日:2001/11/23

電子版配信日:2009/06/26

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1075-6

どうして、こんなことに……なってしまったの……。

淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。

夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、

悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。

運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか?

肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!

登場人物

なつこ(27歳)人妻

みえこ 人妻

本編の一部を立読み

「へへへ、こんなに気持ちよさそうに腰を振ってるんだから、なにも浣腸をやめることはねえやな、奥さん」

からかわれても反発する気力もなく、ひいひい喉を絞って、夏子は泣くばかりだ。腰だけでなく内臓まで火のようになって、灼けただれる。

それは汚辱感にジワジワふくれあがる便意の苦痛とない交ぜになった、昏迷の妖しい愉悦だ。

(あ、ああ……たまんないッ……)

これまで夏子が一度として経験したことのない、得体の知れぬ強烈な肉の快美だった。夏子は我れを忘れた。

「かんにんしてッ……いいッ、あああ……」

「その調子だ。オマ×コだけでなく尻の穴も責められると、ズンといいだろうが」

五郎は短く区切って注入していく薬液の量をしだいに多くしはじめた。おもしろいようにドンドン入っていく。

五十CCほども一気に注入してやると、それだけで、ひいッ、と今にも昇りつめそうになった。

「まったくいい声で泣くじゃねえか、奥さん。今度も思いっきり気をやるんだぜ」

冷二のほうは夏子の媚肉の張型を巧みにあやつりつつ、もう一方の手で赤く充血して屹立している女芯の肉芽をいじくりまわし、乳房にも手をのばした。

そんな仕打ちに、成熟した夏子の人妻の性がこらえられるわけがなかった。

「ああ、いいッ……ああうッ、あうッ」

夏子はなす術もなく、あられもないよがり声を放った。ほとんど苦悶に近い表情をさらしているのは、それだけ快感も大きいということだろう。

「へへへ、太いのをオマ×コに深く入れてくれるから気持ちいい、と言ってみな」

冷二はわざと張型を引きあげる動きを見せて、夏子に言った。

「いやッ、やめないでッ……言いますッ」

夏子は離すまいとするように腰をせりだして、声をひきつらせた。

「ふ、太いのを、オマ×コに深く入れてくれるから……夏子、気持ちいいッ……」

「浣腸してくれるからってのも忘れるな、奥さんよう」

「……か、浣腸してくれるから……気持ちいい……夏子、いいッ……」

夏子はもう自分でもなにを言っているか、わからない。

冷二と五郎に追いこまれて恍惚となる。それだけ身体の感受性が豊かということだ。

「ああ、いいッ……たまんないッ……あ、あ、も、もう駄目ッ……」

ひときわ生々しく叫んだと思うと、夏子の腰がガクガクと跳ねあがった。

「ひッ……ひいッ、イクッ」

激しくのけぞって、夏子は突っぱらせた裸身に痙攣を走らせ、身体の芯を恐ろしいまでに収縮させた。

それでも、冷二と五郎は夏子を責めるのをやめようとはしなかった。

「……か、かんにんして、もう……」

グッタリする余裕すら与えられず、夏子は再び追いあげられていく。

「まだだ。浣腸の薬が残ってるからな」

「それに奥さんの気のやりようを、もう一度見たいしよ、へへへ」

冷二と五郎は意地悪く言った。

夏子は声もなくかぶりを振った。それをあざ笑うように、官能の炎が再び燃えあがらされる。一度昇りつめた絶頂が、そのまま維持させられるようだった。

「あ、あ、死んじゃう……また、また……」

そう叫ぶうちにも、絶頂の大波がドッと押し寄せてきた。

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