女家庭教師・優香

著者: 萩原礼

本販売日:2002/09/23

電子版配信日:2009/04/03

本定価:628円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1137-1

「先生が、好きなんだ。どうしても先生が欲しい!」
少年の無邪気な求愛に、女家庭教師の心と身体は揺れた。
一度きりのはずだった過ちは、教え子が仕組んだ淫の罠。
名門女子大生が勉強の合間に強制される屈辱の口舌奉仕。
年下の少女にまで受ける、耐え難く信じ難い恥辱の数々。
荒淫の果て、未知なる隷属の悦びが女体に、今目覚める。

登場人物

ゆうか(20歳)家庭教師

みさ 女子学生

あやこ 女子学生

本編の一部を立読み

家庭教師は、その美しい顔を歪め、教え子に対して哀願を繰りかえさなければならなかった。
「お願い。早く」
「早く、どうしたいの」
「ああっ。おしゃぶり、おしゃぶりさせて……」
「なんだか、言葉遣いが生意気だな」
「させて、ください。おしゃぶり……つづけさせてください」
「そんなに頼むなら、いいけど」
夏樹は、悪戯っぽい顔になっている。
「ひとつだけ聞かせてよ。先生は、顔にかけて欲しいの? それとも呑みたい?」
精液のことらしい。
言われて、優香は愕然とした。顔にかけられるにしろ、呑まされるにしろ、それは耐え難い屈辱だ。しかし、考えてみれば、こうしてつづける以上、どちらかが待ち受けている。
選ばなければならなかった。それも、今すぐに選ばなければならないのだった。
「あ、あ……」
目の前で揺れる男性器を見つめながら、優香は力なく喘いだ。それから、小さな声で答えた。
「呑ませて」
顔にかけられてしまったら、夏樹の母親と顔を合わせたときに、隠しきれないのではないか……。そう思ったのだった。
「聞こえないよ、先生」
「呑ませて……呑ませてちょうだい」
「呑ませてください、だろう? それに、なにを呑ませて欲しいのか、ちゃんと言ってよ」
「夏樹くんの……あの……」
声がまた、小さくなってしまう。しかし、優香は勇をふるって、声を高めた。そうしなければ、また言葉の堂々巡りがはじまって、時間を無駄にしてしまいそうだった。
語尾が長く、哀しげに伸びた。
「せ、精液よ。精液、呑ませて……呑ませてください」
「やらせてあげるよ、先生」
奉仕することを、繰りかえし哀願している自分がいる。だが、そんなことは、もう気にならなかった。恐怖と心配に急きたてられ、優香は本当に、貪婪になっていった。顎から唾液を滴らせながら、懸命に舌を使っていく。同時に、首をリズミカルに前後させ、強く吸いもした。必死だった。こんなに懸命になにかを行なうのは、これまでの人生でも、ほんの数回しかなかったような気がした。

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