奴隷飼育

美鈴・二十三歳

著者: 雨宮慶

本販売日:1995/06/23

電子版配信日:2010/06/04

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0628-5

美鈴23歳には魔淫の血が流れていたのだろうか?

教え子の父と大学生――二人の狂った性獣に、

清楚でいて豊麗な女体が蝕まれ、蕩けていく……

神聖な園内で、通勤途中の社内で、自宅で、

緊縛され、挑発下着姿の保母に肉鞭が飛び弾ける!

そして肛姦が終わったとき、美鈴は完璧な牝奴隷に……

登場人物

みすず(23歳)女教師

としこ(39歳)女教師

本編の一部を立読み

「そんな……ここだけはいや。ね、バカなことしないで」

美鈴は顔を振って懇願した。

仕事中はそうしているのだろう。ロングヘアを後ろで束ね、トレーナーを着てタイトスカートを穿き、ジョギングシューズを履いている。スカートの丈が膝まであるのは仕事中ということもあるのだろうが、おそらくガーターベルトをつけているせいにちがいない。

「怒った顔もいいけど、そういう顔もゾクゾクしちゃうな」

いうなり琢也は片手でトレーナーの上から乳房をつかみ、同時に一方の手をスカートのなかに差し入れた。

「いやッ、やめてッ!」

美鈴は両手で琢也の手を制して身悶えた。

「そんなことしてると、見られちゃうぞ」

琢也のひと言でハッとして、抗うのをやめた。

すかさず琢也はトレーナーの裾から手を入れてブラを押しあげて乳房をつかみ、ショーツのなかにも手を滑り込ませた。

言いつけどおり、美鈴はガーターベルトをつけていた。

「だめ、おねがい、やめてッ!」

俯いて頭を振りながらうわずった声でいう。さきほどとちがって抵抗は弱々しい。琢也の両手を制する両手も、ただトレーナーとスカートの上から当てているだけで、焦れるように腰を振る。

だが、弾力もボリュームも充分な乳房を揉みたてていると、琢也の手の侵入を拒んでいた太腿も締めつけていられなくなったらしい。すぐに小刻みにふるえながら締めつけを解き、手の侵入を許した。

「なんだよ。もう濡れてるじゃないか」

「あっ!……」

ヌルッとしたクレバスを掻きあげる琢也の指に、美鈴はふるえ声を洩らしてのけぞった。

「だめッ、誰か来たら……おねがい、琢也、やめてッ」

悩ましい表情を浮かべて哀願する。

「大丈夫、俺が見ててやるよ」

美鈴のスリムな躯は大きな木の陰に完全に隠れていて、木を背にした美鈴と向き合っている琢也からは保育園の庭が見渡せる。保母と園児がいっしょになって、何かゲームのようなことをやっていた。

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