二人だけの同窓会
本販売日:2004/05/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:597円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1280-4
単身赴任先で再会した初恋の女性は、
美しく艶やかな未亡人に変わっていた。
「私もずっとあなたに思いきり抱かれたかった」
甘い囁きと成熟した女体で癒される喜悦の夜を、
何度も昇天させてくれる濡肉を、どうして手放せようか。
38歳、最高の熟女に運命を狂わせられようとも!
ようこ(38歳)未亡人
なみ(19歳)女子大生
りか(23歳)新入社員
本編の一部を立読み
(あのときシャイな彼が……こんなふうに変わっていたなんて)
恋というほど思いつめたものではなかったが、ずっと気になる存在だった。転校するたびに、前の学校の記憶を意識の底に押しこめてきた陽子だが、あの下級生のことだけは忘れることができなかった。
「どうした? なにか僕の顔についてるかい」
じっと顔を見つめていると、岩田が照れたように言った。
「ううん。なんでもないわ。ただね、岩田くんの顔を見ていると、すごく安心できるのよ」
陽子は岩田の胸に頬ずりする。
二十五年も過ぎて再会したとき、すぐに岩田だとわかった。風貌は変わっていても、陽子を惹きつけたやさしげな表情は、中学生のときのままである。
ただ、あのときと違うのは、岩田に男を感じたことだ。
「あのねえ、笑わないで聞いてくれる?」
「んっ、なんだい?」
「私ねえ、岩田くんのことが、白馬に乗った王子様みたいに見えたわ」
「ハハハ、なに言ってるんだよ。こんな頼りない男に。僕はきみになにもしてないじゃないか。せいぜい騒ぎを大きくしたくらいで」
岩田は笑ったが、陽子には本当にそう思えたのだ。自分を窮地から救うために岩田が現われたように感じた。
いろんなことがうまくいかなくて、なかば自棄になりかかっていた自分を、岩田は救ってくれたのだ。岩田の不器用な愛情を感じたからこそ、陽子はもう一度がんばってみようという気になれたのだ。
「あなたが、そばにいてくれるだけでいいの。十四歳の私が好きだった、シャイな十三歳の彼が……」
陽子は岩田の股間に手を伸ばした。やわらかくなっているものが指に触れる。包みこむように握ると、少しずつ熱くなっていった。
「あなたがとってもいとおしいの。あのときの私はもちろんバージンだったけど、意識の奥では、あなたにこういうことをしたかったのかもしれない」
陽子はペニスに舌を這わせた。半勃ちだった肉棒が悦ぶようにひくつき、硬度を回復していく。
岩田の手はやさしく陽子の髪を撫でている。
陽子は急ぐことなく、ゆっくりとペニスに奉仕する。焦らしているのではない。岩田のペニスをいつまでも舐めていたかった。
ヌルヌルと舌を這わせて、反りかえった肉棒を濡らしていく。唾液を塗りつけられ、濡れ光るペニスを、陽子はうっとりと眺めている。
先端から滲む液体を舌で味わいながら、亀頭を咥えこんでいく。ペニスの熱さが、陽子の口内に伝わってくる。
(ああ、このまま呑みこみたい……少しでも深く)
ペニスを吸いこむような、淫らなフェラチオがはじまる。
唇で肉棒を刺激しながら、少しでも喉の奥へと亀頭を導く。口の奥でひくつくペニスが可愛らしくてならない。
唇で締めつけながら、ペニスをしごきはじめる。
「ううっ……すごいよ」
岩田の声が頭の上から聞こえてくる。陽子はそれだけで感じてしまいそうだ。肉棒の感触を舌で味わいながら、たっぷりと刺激してやる。
尿道に精液が流れこみ、ペニスが膨らむのを、陽子は唇で感じた。次の瞬間には、口内で白濁が弾ける。
岩田が出したものを、ためらいもなく嚥下していく。岩田のものだと思うと精液さえも、陽子には甘く感じられた。