邪淫の血族 美獣四姉妹

著者: 月里友洋

本販売日:2007/01/23

電子版配信日:2008/12/19

本定価:660円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1475-4

「今夜は私の身体でたっぷり酔わせてあげる」

四姉妹の家に足を踏み入れた瞬間、危険な誘惑が待っていた。

甘美なフェロモンに満ちあふれた、四つの禁断寝室――。

午前0時、青年の股間に朱唇を這わせる26歳と19歳。

昨夜は長女と……今夜は三女の寝室へ忍ぶ約束なのに。

愛しすぎる、淫らすぎる、美姉妹との誘惑パラダイス!

登場人物

すえこ(33歳)従姉妹

かのん(26歳)従姉妹

ゆま(24歳)従姉妹

ななお(19歳)従姉妹

本編の一部を立読み

「他人がセックスするのを見るのなんて初めてだけど、なんかドキドキする」

妹の騎乗位を眺めながら、かのんがため息まじりにつぶやいた。そうして康臣の上に顔を伏せ、唇を求める。

姉とくちづけながら、妹とセックス。さっきから康臣はあまり動いておらず、ただふたりの好きにさせているだけなのだが、不思議とオモチャにされているという気はしない。むしろ最高の奉仕をされている気分だろうか。

「あー、疲れちゃった」

それまではしたなくよがりながら腰を動かしていた奈々緒が、ふいに康臣の上に座りこんだ。ふうと大きく息をつき、

「これ、気持ちいいけど、自分で動くのって疲れるね。やっぱり正常位がいいな」

蜜窟内の強ばりを悩ましげに締めつけながら言う。

「まだまだ修行が足りないってことよ。さ、交替して」

かのんがぺちりとお尻を叩き、奈々緒は「痛っ」と悲鳴をあげた。

「ひどいなあ、もう」

「あたしがするんだから、どいてちょうだい」

奈々緒が疲れきったふうに腰をあげ、ペニスが膣口からこぼれ落ちた。

「康くん、出すのもうちょっと我慢しててね」

そしてかのんも、奈々緒と同じ向きで腰をまたいだ。ぷりぷりした尻の真下に手を入れて、急いた動作で屹立を掴む。角度を調節して、自身の内部に迎え入れた。

「あー、この角度もいいかも」

感動した声を発し、すぐにヒップをいやらしく動かしはじめる。うねうねとくねる双丘は、男を狂わせるなまめかしさ。

「気持ちいい……あああ、奥まできてるぅ」

「康兄、オマ×コ舐めて」

奈々緒が息をはずませながら顔をまたいでくる。ベットリと吐蜜にまみれた秘唇は、肉汁のしたたるハンバーガーのよう。だが、あと十センチというところで、腰をおろすのをとめた。

「エッチのあとだから、匂いがすごいかもしれないけど、いい?」

見あげると、本当にすまなそうな顔をしている。たしかにその状態でも、ヨーグルトを煮つめたみたいな発情臭が鼻腔に流れこんでいた。

「いいよ。奈々緒ちゃんのなら、いつでも舐めてあげる」

答えると、嬉しそうに口もとをほころばせ、秘部を密着させてきた。

「はあああ、気持ちいい」

一帯を舐めまわすと、奈々緒は腰まわりをヒクつかせて喘いだ。

彼女自身のものと、ペニスにまとわりついていたかのんの愛液、それから康臣の先走りも混じっているのだろう。濃厚な淫汁のブレンドは、しかし匂いほどに味は強烈ではなかった。あるいは相殺されて風味が薄まったのかもしれない。それらをすべて唾液に溶かして呑みこむと、また新たな蜜がこぼれてきた。

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