本販売日:1998/06/23
電子版配信日:2010/01/22
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0826-5
美貌と知性を兼ね備えた麗しき教育実習生。
通学電車内で先輩教師に痴漢の屈辱を受け、
森野陽子の矜持は傷つけられた。
放課後に実行される復讐調教のシナリオ──
21歳の美しき仮面を剥がした時、
SとMの魔味に彩られた禁断実習が始まった!
ようこ(21歳)教育実習生
えり 女子学生
あきこ(24歳)女教師
本編の一部を立読み
陽子は、透けるように薄いシルクの下着を身に着けていた。ツンと尖りきった乳首が、はっきりと透けて見えていた。ショーツも同様だ。
白く滑らかな肌も、こんもりと茂った恥毛も、なにもかもが、山本にとっては奇跡のように素晴らしかった。
しかもブーツでペッティングを受けていた。ソープランドでもファッションヘルスでも、これほどの興奮は一度として感じたことがなかった。
「あー。あー」
山本はぶざまな声をあげていた。
陽子もまた興奮していた。下着姿の自分の身体が、どれほどセクシーなのかはよくわかっていた。山本のぎらつく目に身体をさらし、ブーツのヒールで勃起したペニスを踏みつけているのだ。しかも相手の男は教育実習先の先輩教諭。興奮を抑えることなどできなかった。
ブーツの尖端で裏筋を撫であげる。細いヒールの部分で亀頭を左右に蹴り叩く。山本のペニスは、先走りの液を、とめどもなくしたたらせていた。
(感じている。この男、感じているんだわ)
陽子は足を引き寄せて、ショートブーツを脱ぎ捨てた。ついに我慢ができなくなって、素足で撫でまわしたくなったのだ。
「あー、あー。陽子さま」
ビクビク、ビクン、とペニスが首を振って脈動した。陽子の足の裏を、肉のこわばりが押しかえした。
浮きあがった血管の一本一本が、陽子の足の裏に感じられた。親指に熱いしずくが伝い落ちた。
陽子の額に汗が滲んで光っていた。神経を足の裏に集中させ、陽子は目を細めて聞いていた。
「射精したい? 私の手で……オナニー、なさる?」
「はいっ。はいっ」
「その代わり、おまえは私の奴隷になるのよ。いい?」
山本が狂ったようにうなずいた。何度も何度も、首がちぎれんばかりの勢いだった。
「誓うのね? あとで……も飲んでもらうわよ」